第182話 墜落
「はぁ~。」
太郎はとりあえずみんなに見つかる前に、天駆を使い川がある場所まで空を駆けていた。
「とりあえず顔でも洗って、こそこそ隠れながらみんなの所に戻るか。」
太郎様のラッキースケベの本領が発揮された!
川に近づき、ゆっくりと空から降りてきたら、そこには当然ながら、マリーとシーバが裸で水浴びをしていた。
「え?」じゃばっーーーん!
太郎様は何で?って感じで空から川に転落した。
マリー「た、太郎様?」
シーバ「太郎様?」
ぷかっーあ。と浮かび上がる太郎様。
マリー「きゃあーーー!太郎様、大丈夫ですか?」
シーバ「不味いっ!ケガをしているみたいだ。」
浮かび上がる太郎様。ゆっくりと川の流れのように、赤い血のような物も流れていた。
マリー「太郎様、太郎様、大丈夫ですか?」
シーバ「マリー様、早く川から引き上げましょう。」
二人は慌てて太郎様を岸まで寄せる。
川はそんなにも深くは無いので、溺れる事は無いが、逆に底が浅い小川な為、空から落ちた太郎様はケガを負ったと思われた。しかし実際は。
マリー「はぁ、はぁ、太郎様、しっかりしてください。」
シーバ「不味い、出血してる。」
太郎様は墜落した時に顔面を強く打ったらしく、血だらけだった。
シーバは直ぐにみんなの所の報告に走った。
マリーは冷やしたタオルで顔をキレイに拭いた。驚いた事に血だらけの顔をキレイにしたら、どこもケガのあとなどがなかった。
マリーは不思議に思い、頭とか腕や足などケガが無いか確認したが、どこも異常が無かった。
マリーに膝枕をされ、シーバがみんなを連れてくるまでそのままで待っていた。
☆☆☆☆
シーバ「先生~、大変で~す!太郎様がぁ~!」
先生「あら、シーバ様どうしましたか?って、何で裸なんですか?」
シーバ「それどろじゃあありません。太郎様が大変な事に。」
先生「椿君が?何があったのですか?」
シーバ「太郎様がいきなり空からおちてきまして……」
リーン「わぁお!」
ニーナ「そ、それで?」
ヒトミ「とりあえず、見に行きましょう。」
ノア「あのう、何があったのですか?」
先生「後で説明します。兎に角行きましょう。」
リーン「うん。」
ニーナ「太郎様~!」
ヒトミ「太郎様、何をしていたんだろう?」
いつも最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
すみません、またクラスメイトは放置です。




