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どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
第4章 戦いと出会い
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第180話 自己紹介

しかし、


先生「はぁ~。今度は椿君ですか。」


リーン「なにが?」


ヒトミ「だから、昨日はユーナ様が逃げ出して、今度は太郎様って事です。」


四人はトボトボ歩きながら話をしている。


ニーナ「それじゃあ、今は太郎様もユーナ様もいないって事ですか?」


「「「「はぁ~。」」」」


先生「あら?」


先生はふとクラスメイト達が戻ってきていたことに気がついた。でも、まだ時間は止まったままだ。


先生「それじゃあ、ユーナ様は?」


ヒトミ「先生、あそこでマリー様とシーバ様と一緒に寝ていますよ?」


リーン「本当だ。」


ニーナ「あっ、先生。あのエルフの娘が。」


みんなはエルフの娘が寝ている所に向かった。


先生「ケガが治っていますね。」


ヒトミ「これはユーナ様が治したのでしょうか?」


リーン「あ、起きた。」


「う~ん、はっ!」

エルフの娘が周りを見渡すと、先生達に見つめられていた。


「な、な、な、なんなんなんがっ。」


ニーナ「あっ、かんだ。」

先生「今噛みましたね。」

リーン「かんだ。」

ヒトミ「大丈夫ですか?」


「……………あなひゃがたひゃ?」


「「「「えっ?」」」」


「あのぅ、あなた方は?はっ?」

また何かに気がついたようだ。


「足、ケガ、治って。」


ヒトミ「スミマセーン。ソレハエルフゴデスカ?」


先生「ヒトミ、それはカタカナにしただけですよね?」


ヒトミ「えへへへへ。」


リーン「エルフには古代妖精語か今の世界共通語しかないはず。」


ニーナ「リーン様、妖精語なんてあるんですか?」


リーン「うん。」


「あ、あのう?」


先生「はい、何ですかエルフさん。それより足はもう大丈夫そうですか?」


「あっ、はっ、はいっ。もう大丈夫そうです。あのう、これは一体?」


先生「あ~っ、それはあそこで寝ているユーナ様が治したと思いますよ。」


「ユーナ様?」


ヒトミ「そう、女神様のユーナ様。」


「め、め、女神様?」

この子はさっきから驚きっぱなしだ。


ニーナ「そう、多分ユーナ様だね。」


「あの、あの、あの、あなた方は一体……」


みんなは顔を合わせて相談する。そして、


先生「私は元アーゼスト国第2王女のオリビア・アーゼストです。」


リーン「私は元アイリス王国第1王女のアイリーン・アイリスです。」


ヒトミ「私はヒトミ。」

短っ!


ニーナ「私は元ローゼン王国の第3王女のニーナ・ローゼンです。」


「みなさん、どこかの国の王女様なんですか?」


ヒトミ「あっ、私は違うよ?」


「あっ、そうですか。」


ニーナ「え~、ヒトミは勇者の孫です。」

ヒトミが、あ~余計な事をとニーナを睨む。


「勇者様のお子さまですか?」


ニーナ「いや、人の話はちゃんと聞きましょう。孫です。」


「勇者様の孫ですか!」

あれ?なんかおかしい?


そんな事をワイワイとやっていれば、側で寝ていたマリーやシーバも起きてくる。


マリー「はぁ~、みなさんおはようございます。」


シーバ「おはようございます。」


先生「マリー様、シーバ様、おはようございます。」


マリー「あら?あなたは?」

シーバ「うん、あのエルフの娘だね。あれ?ケガはもう大丈夫かい?」


「あっ、はい。あのう、女神様に治してもらったみたいで。」


「「うん?」」


マリーとシーバはユーナが戻ってきた事にに気がついていなかった。


マリー「ユーナ様、いつの間に。」


シーバ「それより、今さっきまで何の話をしていたのですか?」


ニーナ「えーと、自己紹介です。」


先生「さぁ、マリー様もシーバ様も。」


マリー「はい、先生。」

シーバ「わかりました。」


マリー「私は元サノキア王国の第2王女のマリーダ・サノキアです。」


シーバ「私は元ギュエル王国の第1王女のシーバ・ギュエルです。」


「みなさん、王女様なんですね。」


ヒトミ「あっ、私は違いますから。」


先生「それで、あなたは?」


「あっ、すみません。助けて頂いたのにまだ自己紹介をしていませんでした。」


「私は妖精国の王女で、ノア・シルフィと言います。」


「「「「「また?」」」」」


どうも太郎様は王女を引き寄せる何かが在るみたいだ。


ヒトミ「あっ、私は違いますから。」


……………。


いつも最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。


誤字脱字がありましたらスルーしてお読み下さい。お願いします。



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