第177話 本領発揮!
ギリギリ間に合いました。
ここ何日かは事情があり、もしかしたら更新ができないかも。
その時ごめんなさい。
「太郎のばかが。」
ユーナは今天界に来ていた。
太郎様とケンカしたため、やむを得ず天界に来ていた。
「大体むかつくのじゃ。特に最近は私の事を女としては見ていない。最初に出会った頃は、私の事を愛していてくれて、優しくて、何よりラブラブだったはずじゃ。どうしてこうなってしまったのじゃ。」
ユーナは出会った頃にくらべ、最近はユーナに対してはかなり雑、いや、酷くなっている。これは、太郎様以外はみんな思っていた事だ。
「はぁーー。最初に出会った時は、男性の、それも人間から愛の告白などされるなど創造などしなかった。いや、例え告白されても何とも思わなかったはずなのじゃが、なぜか太郎だけは違ったな。」
そう、さすがにユーナもかなりの年齢だ。(怒られるのでここでは秘密です。)しかも容姿端麗な、女神様だ。当然、同じような神と名の付く人物からは、かなりの数が寄ってきた。当然太郎よりカッコよく、知性があり、神と言う名の地位もある。
しかし、なぜかユーナなとっては魅力的には映らなかった。
しかし、太郎は違った。見た目は普通、知性は神とは比べられない、地位も只の人間。今さらながになぜこんなに好きになってしまったのか?
なぜ、普通の人間なのか?(太郎様は普通ではありませが。)今冷静に考えても不思議に思う。
でも、やはり太郎様じゃなければダメだ。と言う思いが、気持ちが先に出て来て、どうしようもなくなる。
「はぁーー。どうしようのぅ。」
ユーナはぼーーっとしながら、太郎様と今後の事について考えていた。
「しかし、なんであんな事になってたのじゃろう?あれ?」
ここでポンコツ女神の本領発揮!自分に都合の悪いことはさっさと、忘れてしまう女神だ。
目の前の血の池を見ながら思い出す。
「あっ、そうだった。太郎のクラスメイトを治療しに来ていたのを忘れておったのじゃ。」
いや、もっと大切な事を忘れていますよ。女神様。
「ふむ。どれどれ。ーーーーん。もう大丈夫じゃろ。これで太郎も喜んでくれるじゃろ。」
あーーーっ。本当に色々忘れています。いや、覚えていない?
「さて、これでこやつらを地上に戻した後に、時間を動かすかの。」
それは覚えていて(多分、太郎様はわすれているかも。)さっき、太郎様とのケンカは覚えていないとは。
この人、本当に女神様?
「さて、太郎達の所にもどるか。」
ユーナは太郎様のクラスメイトを治療し、太郎様に喜んでもらえる。はずと信じ、地上に戻るのだ。
いつも最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
すみません。ここ何日かは短編になりそうです。




