第173ふ話 ユーナの勘違い。
2018年5月7日に誤字脱字の修正をしました。
登場人物のセリフや物語の内容も加筆しました。
ユーナ「私は絶対に嫌じゃかならな。」
ユーナがケガをしたエルフをみて憤慨している。
太郎「おい!ユーナ。一体何なんだよ。何に怒っているんだ!」
ユーナ「お前はうるさいっ!」
太郎「ユーナ、お前!」
太郎様がユーナに掴みかかろうとした。
先生「椿君っ!やめなさいっ!」
先生が太郎様を押さえる。
ヒトミ「太郎様!落ち着いて下さい。」
ヒトミも先生と一緒にユーナを太郎様から守る。
マリー「ユーナ様。」
太郎「ユーナ、何をそんなにイラついているんだ!意味がわかんねぇよ。」
太郎様の言う通り、ユーナの様子が少し………いや、かなりおかしい。
先生「ユーナ様、どうしたのですか?」
マリーもシーバもオロオロするばかりで、何も出来ないでいた。
ヒトミ「ユーナ様、理由を言わないと太郎様が………」
ユーナが初めて取る態度に、太郎様が怒り出してこの場にいるみんなが、ユーナを除いて太郎様の物凄い殺気を飛ばしてその影響でみんながガタガタ震えだした。
せマリー、シーバ、ヒトミは経たり混み、気絶までしてしまった。
この隙をついて太郎様はユーナに近寄り、ユーナをこちらに振り向かせる為に、肩を掴んだ。
しかし、太郎様のあの殺気を何とか凌いだ先生は、またユーナとの間に入り込んだ。
先生「椿君。暴力はダメす。」
いやはや、あの太郎様の殺気を乗り越えられる人物が、ユーナ以外にいるとは。さすが伊達に年は取ってない。
地球年齢25歳。テラ年齢18歳。これはどう見ればいいのか?
それより、ユーナの間に入り込んだ先生は、実はこの後どうすればいいのか分かっていなかった。
太郎「先生、ちょっとごめん。そんなつもりはないから、ユーナと話をさせて。」
太郎は、物凄く優しい口調で先生に語りかけた。
太郎「先生、大丈夫です。何もしませんから。ただ話をするだけです。」
先生は、この優しい口調に絆されてユーナとの間にいる事をやめた。
そして、
太郎「ユーナ、理由も無しにそんな事言った訳じゃないよな?」
先生「そ、そうです。ユーナ様何か理由があるのなら教えて下さい。」
太郎と先生はユーナに理由を聞いた。するとユーナがエルフの方を指を指した。
「「えっ?」」
ユーナ「二人して、えっ?じゃないじゃろう。良く見て判断するのじゃ。」
太郎「いや、だからそれがわからないから聞いているんだろう?指を指したぐらいじゃ説明になってないからな。」
それでも先生はじーっと、エルフを見ていた。すると先生は。「あっ。」と声を上げた。
先生「ユーナ様、もしかしてエルフが気に入らない訳ではなく、このかわいいエルフの娘が気に入らないとか?ですか?」
沈黙が流れる。
太郎「ユーナ、お前まさか。ってか、そんなにかわいいかな?」
「「はっ?」」
ユーナと先生がハモった。
ユーナ「太郎、お主の目は節穴か!」
太郎「よくそんな言葉をしっているなぁ。」
ユーナ「今はその話は関係ないのじゃ。お主はこのエルフをみてかわいいとか思わないのか?」
そう言われて太郎はエルフの娘をじーっと見つめる。
太郎「ーーーーん、あっ、あれ?何この娘、めちゃくちゃかわいいね。」
ユーナと先生は今ごろかよ。とガックリしている。
先生「椿君、なんで今まで気がつかなかったのかな?」
太郎「うーん、足のケガがあまりにも酷かったから、全然気にしていなかった。それより早くユーナや先生達が帰ってこないかの方が気になって仕方がなかったよ。」
先生「そう、椿君。やっぱり優しいのね。」
ユーナ「太郎、それは本当か?このエルフがかわいいから助けたのじゃないのだな。」
太郎「あれ、言ってなかったっけ?この娘を助けたのはマリーだよ。」
ユーナ「そ、そうなのか。うむ。予期に計らえ。」
太郎「ユーナ、お前自分で勘違いしていてその態度は許せない。」
先生「椿君。やめなさい。ユーナ様も今の言い方はどうかと思いますけど。」
ユーナ「ふ、ふ、ふん。もう誤解は晴れたのから、もういいじゃろ。」
太郎「あっ、ユーナお前開き直ったな!」
先生「もう、二人共落ち着きなさい。」
またまたエルフの娘をほっといて、やいの、やいのと言い争っている3人たった。
それから、謎の美少女もわすれてませか?太郎様!
とんでもない被害者の3人、マリー、シーバ、ヒトミだった。
いつも最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
すみません。ぜっぜん、話が進まなくて。でもあきらめて下さい。
今ごろ香織は何をしているのか?




