第172話 ユーナと先生のご帰還。
読んでくれている方々には本当に申し訳ありません。
誤字脱字にはかなり気をつけていますが、自分の不甲斐なさに、やっぱりあります。
優しい皆様のおかげで、今の所クレームや指摘が一回もありません。本当にありがとうございます。
今回もまたありましたらスルーしてお読み下さい。
太郎様が軽くあくびをした。
太郎「この子大丈夫かなぁ、早くユーナ達が戻ってこないとどうにもならない。」
シーバ「太郎様、今はまだ寝てますから。それに、彼女の持っている痛み止めがありますから少しは持つかと。」
太郎「それでも、そのケガだと命に関わりそうだけど大丈夫かな?」
シーバ「傷口は一応魔法をかけているみたいです。」
太郎「へぇ~、エルフってやっぱり魔法とか得意なのかな?それにしてもなんか遅すぎる。何かあったのかな?でも場所は天界だから大丈夫だと思うけど、やっぱり何かあった?いやいやいやユーナがいて天界だから何も無いか?でもなぁ~、もしかしたら」
シーバ「太郎様、落ち着いて下さい。それに色々考えすぎです。あの二人なら大丈夫ですよ。」ふ
太郎「うーん、確かに場所天界だし、一応女神だし。」
シーバ「一応って。ユーナ様はりっぱな女神様です。だから大丈夫でよ太郎様。」
太郎「えーーーーっ!アイツがりっぱな女神?いやいやそれこそダ女神でしょう?いや、ちょろ女神?」
シーバ「た、太郎様。後ろに。」
太郎「アイツが何で女神になれたか知りたいけど、多分色々難しい話になるんだろうなぁ~。」
シーバ「太郎様、後ろにユーナ様が!」
太郎「えっ?ユーナが?まだ当分戻ってこないとおもうよ。」
シーバ「太郎様、私はもう知りませんから。」
太郎「えっ?何が?ギャフン!」
太郎は頭にユーナからチョップをされた。
ユーナ「誰がダ女神でちょろ女神だって?」
太郎「ゆ、ユーナ!い、いつ帰ってきたんだよ!」
ユーナ「お主が私の悪口を散々言ってたあたりからかのう。」
太郎「うっ。」
先生「椿君、あなたはしょうがない人ね。」
シーバ「…………」
ユーナ「で、お主はどんな天罰がいいのかねぅ?」
太郎「ちょ、ちょっと待てユーナ!今はそれより大変なんだ。俺の事は後にしてくれ!」
ユーナ「またそんなウソをついてからに。」
シーバ「ユーナ様、太郎様の天罰の前に話を聞いて下さい。太郎様が言う通り、大変なんです。」
先生「椿君、何が大変なの?」
太郎様は無言でキズついたエルフの方に指をさした。
ユーナと先生が同時に太郎様が指を指した方に振り向いた。
ユーナ「なんと!」
先生「大変!!」
ユーナと先生はまだ気を失って寝ているエルフの元に。
ユーナ「これは酷いキズじゃ。」
先生「よくこのキズで生きていますね。」
太郎「やっぱりそんなに酷いのか。」
ユーナ「普通の人間なら、まずこのケガで出血多量で死ぬか、このケガがをした時にショック死もあるのじゃ。」
シーバ「ユーナ様、そのエルフはケガをした足に自分で治療の魔法をかけたみたいです。」
ユーナ「そうか。エルフは魔法使う天才が多いからな。それで今まで持ったのか。」
先生「ユーナ様、確かエルフはかなり珍しい為、どこの国でも保護されています。ユーナ様の力で何とかなりませんか?」
太郎「ユーナ、俺からも頼む。助けてやれないか?」
ユーナ「ふーん。さてどうしたものかのぅ。」
「「「えっ?何で?」」」
ユーナが何か困ったみたいな顔をしてエルフを見つめていた。
ユーナ「悪いが私には何もできんのじゃ。と言うか何もやらないのじゃ。」
ユーナの予想外の言葉に3人は一瞬顔が青くなった。
みんなユーナが発した言葉の意味がわからなかった。
みなさん、もう一人忘れていますよ。
盗賊村で保護した謎の美少女。魔法的なにかによって意識が戻らない冗談なんですが……ユーナのエルフの娘に対してその態度だとムリっぽいですね。わかいそうに。
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