第154話 結界は?
いつもすみません。
読んでる途中に、誤字脱字などありましたら優しくスルーしてお読み下さい。
「イエーイ!」
「もらったぜ!」
「ヒッイハーーーーッ!」
「あはははははっ!たまんねぇーぜ!」
「俺はこっちをもらいっ!」
「もう、我慢できねぇ~!」
「よく見りゃあ、みんな最高だぜ~!」
「俺が先だッ!」
「ふざけるなっ!俺が先に見つけたんだぜ!」
「どうでもいいから、早くやっちまおぅぜぇ~!」
「ダッハハハハハ!」
ガンッ!ドカッ!バキッ!
「ウギャーーー!」
「あっーーーーー!」
「うわっ!」
「いでぇ~!」
「グッシャッ!」
「ぎゃーーーーーーっ!」
「みんな、止まれ!止まるんだっ!」
ドカッ!
ベシャッ!
グッシャッ!
「止まるんだ!聞こえないのかっ!」
なにやら、盗賊のリーダーらしき男が懸命に指示を出しているが、さすがに500人程いる人数に命令はとどかなかった。
次々とスピードが出ている馬に乗った盗賊は、結界にぶつかり大事故をおこしていた。
そしてリーダーが、仲間を何とか止める事に成功して、彼女達を見ていた。
リーダー「かなり強力な結界か。おいっ!あれを持ってこい!」
リーダーが、何かを持ってくるように命令しついた。
下ッパ風の6人で、何か大きな大砲のような物をリーダーの所にもってきた。
「頭、持ってきやした。」
セリフからしてやっぱり下ッパだった。
リーダー「ようし、そこに設置しろ!」
下ッパ達は懸命に設置をしていた。
リーダー「おせえぞ!」
設置に手間取っている下ッパ。それにイラつくリーダー。
「吸いません。もう少しで終わりやスから。」
下ッパらしいセリフだ。
一方、馬車の中のマリー達は?
ヒトミ「ねぇ~大丈夫かな~?」
ニーナ「怖いよ~。」
シーバ「みんな、一応武器の準備をしよう。」
マリー「私にも魔法が使えたら……。」
ヒトミ「あっ!見て、何か大きな物を準備をしているよ!」
マリー「この結界は、余程の事ではない限り、破る事は出来ないはす。」
リーン「あれ、普通の大砲じゃないかも。術式がかなり書かれている。」
リーンの長話は、重要な時によくでる。
シーバ「普通の大砲じゃなければ、魔法弾か?」
ニーナ「太郎様~!」
シーバ「マリー様、どうします?」
リーン「マリー様、もしあれが結界を破ってきたら、こちらには対抗手段がないです。」
ヒトミ「今から逃げる?」
マリー「いいえ、ここにとどまりましょう。結界を信じて。でももし結界が破られたら、馬車の中にとどまり武器を持って最後まで抵抗をしましょう。そして太郎様が助けにきてくれるのを信じましょう。」
シーバ「わかりました。」
リーン「そうですね。太郎様を信じましょう。」
ニーナ「いつも絶対に助けにきてくれるから、太郎様を信じる。」
ヒトミ「太郎様、お願いいたします。」
固唾を飲んで、盗賊達の行動を見てた。
つづく
次回は……
盗賊達が持ち出した物は、アーティファクト、魔法道具の一種だった。
獲物を前にした、盗賊達は今か今かと待ち構えている。
果たして、盗賊達は結界を破る事が出来るのか?
マリーやシーバ達はどうなってしまうのか?
太郎は助けに来るのか?
次回をお楽しみに!
これ、クセになりそう。
いつも読んでいただき、本当にありがとうございます。
少しづつですが、本当に少しづつですが、(これが本当に嬉しいのです。)読んでくださる方が増えました。本当にありがとうございます。
そんな皆様からの感想やご意見、評価などありましたらお待ちしています。




