第153話 天界へ
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さて、クラスメイト達をどうするか話し合った結果、やはり天界に連れていき、今洗脳されている状態を綺麗に流し、元の状態にすることにした。
ユーナ「じゃあ、とりあえずこのまま時間を止めた状態で連れていくかの。」
先生「あのう、ユーナ様。私も一緒に行くのはダメですか?」
ユーナ「ふ~む。」
太郎「ユーナ、俺はどうするんだ?」
ユーナ「お主が来ないと話にならんからついてこい。」
やっぱりか。でも、なんか怖いんだよね。特に女子が。
ユーナ「そうじゃな。先生も一緒にいくかの?」
先生「はい。お願いいたします。」
ユーナ「ただのう、先生は生徒達に太郎の事をどう説明するのか少し心配じゃ。かなりの批判や、軽蔑されると思うがのう。」
先生「そうですね。みんなの意思に反して勝手に異世界に連れてきたあげく、椿君に恋をしたなんて。三ヶ日さんにも、その友人にも軽蔑されますね。仮も年上の教師ですから。」
太郎「先生、それは俺も同じだからあんまり気にしてもしょうがないよ。俺にだって香織と言う婚約者がいながら、先生やみんなの事を好きになっちったから。こればっかりはしょうがない。」
先生「椿君。ありがとう。」
ユーナ「それじゃ、マリーとシーバとリーンとニーナとヒトミは悪いけど留守番をお願いするのじゃ。一応、この辺りに結界を張ったから、余程の摩獣や盗賊などは入りこめないから安心するがいいのじゃ。」
マリー「ユーナ様、どれくらいの時間がかかるのでしょうか?」
ユーナ「うむ。1日あれば帰ってこられるはずじゃ。」
マリー「わかました。」
ニーナ「太郎様、何かお土産お願いいたします。」
太郎「いやいや、天界にそんな物はないから。」
太郎は苦笑いをする。
ユーナ「えっ?そんな事はないのじゃ。お店とか食べ物の屋とかいっぱいあるぞ!」
「「えっ!そんなのありましたっけ?」」
思わず先生とハモってしまった。
確か、俺達が行った天界は、血の池とドロドロした雰囲気の場所で誰か1人いなかったはずだけど………
ユーナ「じゃ、結界を張って。」
ユーナが高速早口で呪文らしき物を唱えたら、うっすらとガラスのような物が、ドーム状に張られていた。
ユーナ「次は、こいつらか。」
また、同じように高速早口で呪文を唱えると、目の前のクラスメイト達がスぅと消えた。
ユーナ「じゃ、私達も行くのじゃ。」
太郎「みんな、ちょっと行ってくるから、待っててね。」
先生「すぐに戻りますらか。」
「「「「「太郎様、ユーナ様、先生、早く帰ってきて下さいね。」」」」」
俺たちは、みんなの前から一瞬で、姿を消した。
マリー「行ってしまいましたね。」
リーン「うん。でもお土産楽しみに。 」
ニーナ「太郎様、忘れないで買ってきてくれるな?」
シーバ「大丈夫ですよ。先生も一緒だし。」
ヒトミ「ねぇ、みんなあれ何かな?」
ヒトミは少し怯えた声で、みんなに話す。
それを見たみんなはすぐに、馬車の中に隠れた。
「ヒッイハーーーーッ!今女がいたぜ!」
「マジかよ!どんな女だった?」
「ありゃ、マジもんの若い女だぜぇ!」
「本当かよ?そんな女は一年ぶりか?」
「しかもかなりの美人だぁ~!」
最悪なタイミングに盗賊が大量に表れた。
普通の盗賊は多くても20人くらいだが、今回の盗賊は500人くらいはいそうだ。
結界は大丈夫なのか?
太郎達は助けにきてくれるのか?
つづく
次回は、結界に守られていた、マリー、シーバ、リーン、ニーナ、ヒトミは、盗賊達に思わぬ秘密が!
これにより、結界は破られてしまうのか?そして太郎達は間に合うのか?
次回、「盗賊の猛攻」
お楽しみに!
なんだこれ?
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