第148話 長い夜
今回は長いと思います。4話分?
ユーナ「太郎の奴、どこに行ったのじゃ?」
みんながぞろぞろ馬車から降りてきた。
先生「本当にトイレかしら?」
マリー「それにしても遅いですわね。」
ニーナ「う〇こだよ!」
子供は無邪気だ。
リーン「ニーナ様、はしたないです。」
シーバ「ニーナ様、太郎様はそんな事はしません。」
ヒトミ「太郎様は?シーバ様は?」
シーバ「私も………先生助けて下さい!」
先生「みんな、椿君も人間なのだから、それぐらいはします。」
ニーナ「それにしても長いう〇こですね。」
マリー「ニーナ様、はしたないですよ。」
ヒトミ「トイレじゃなく、どこかに遊びに行ってるのでは?」
ユーナ「この辺りに太郎の気配が無いから、ヒトミの言う通りじゃな。」
マリー「ユーナ様、先生どうしましょう?」
先生「とりあえず、食事にしましょう。椿君もそのうちに帰ってくるでしょうから。」
ユーナ「そうじゃな。お腹もすいたことだし。」
シーバ「ユーナ様、周りには何かが近づいています。」
ユーナ「うむ、やはりこちらに来るか?」
先生「ユーナ様、何かってなんですか?」
シーバ「私の感じでは、かなりね数々のようです。」
ユーナ「邪気に満ちておるな。このままでは私達は危ないのぅ。」
マリー「二人とも何を呑気な事はを言ってるのですか?今は太郎様がいないのですよ!」
ニーナ「先生、太郎様は助けに来てくれますか?」
リーン「何かおかしい?」
シーバ「こちらに迫ってくる数が減ってきてるような…」
ユーナ「これは?太郎か?」
☆☆☆☆☆☆
太郎「ちくしょう!なんでこんな目に合うんだ。」
太郎は必死で迫りくる恐竜のような団体と対決していた。
「はっ!」
「ダメだ!切りがない。あれを使うか。」
太郎はなぞの恐竜の大群から少し距離を取り、右手に持つ剣に力を込めた。
距離を取っていたはずが、次々に太郎の前に突然あらわた。恐竜達のキバが太郎に襲いかかる。
「おかしい!あれだけの距離を突然に……」
右手に力を込める時間が取れない。
このままだとみんながいる場所に行ってしまう。
とりあえずまた距離を取って…
太郎は再び距離を取る
これぐらいの距離なら…なっ!
再び距離が縮まる。
おかしい?こいつらはテレポートでも使えるのか?
再度恐竜達が太郎に襲いかかる!
ちぃ!
襲いかかる恐竜達に、太郎は剣だけで対応するが、数が多すぎる。
マジかよ!何かがおかしい?
太郎は何かに気がついた。
こいつらは、これだけの数がいるのに、みんな俺を狙ってくる。
これだけの数、おそらく数千頭の恐竜が、なぜか迷いもなく太郎に向かってきていた。
まったく、俺はこんな戦闘はイヤなんだよ。日常の合間のちょっとの戦闘だけで十分なのに!
太郎は容赦なく次々と迫りくる恐竜の首を切り落としていた。
ダメだ!もう剣がもたない!
その瞬間「キィーーーーン!」
音を立てて剣が折れてしまった。
ちぃ、少しでも時間があれば。
太郎はすかさす、恐竜達から距離を取ろうとした瞬間!
「ピタッ!」
恐竜達の動きが全て止まっていた!
ユーナかっ!
ユーナが駆けつけ、すぐに時間を止めた。
太郎はすかさず、折れた剣に力を込めて、恐竜の大群に剣を振りかざす。
折れた剣から凄まじい光が放たれた!
「ドッーーーーーーーーン!」
激しい音と光が周りを包み込む。
ユーナ「くっ!目を開けていられない!」
先生「椿君、まさか?」
かなり離れていたはずの場所まで、激しい音と光が届いた。
ニーナ「な、なんですか?」
ヒトミ「まさか、太郎様がまたあれを?」
マリー「くっ!なんなのですか?」
シーバ「これを太郎様が?ぐっ!」
ユーナ「ダメじゃ!このままじゃ、みんなに被害が出る!」
ユーナは先生達がいる場所にすぐにテレポートをして、結界を張った!
ユーナ「みんな大丈夫か?」
先生「はい、なんとか。ユーナ様、これはやっぱり椿君が?」
ユーナ「その話は後じゃ。今はこの結界の維持に集中するから!」
太郎から放たれた波動剣(波動砲に似ているからと自分で命名。)
は恐竜は一頭残らず消えてしまった。
掲げていた剣はボロボロになり、太郎も力尽きて倒れてしまった。
この技を使うと、2、3日動けないからなぁ~。
太郎はそのまま気を失ってしまった。
ようやく、衝撃が収まったユーナ達は、ホッとしていたが、先生とヒトミは違った。
先生「ユーナ様、お願いします。おそらく椿君は倒れていますから、連れてきてはくれませんか?」
ユーナ「どう言う事じゃ?」
先生「椿君は、あの技を使うと力尽きてしまうのです。今頃倒れているはずです。」
ユーナ「わかった。後で訳を聞くのじゃ。」
ユーナは、テレポート?を使って太郎を助けに向かった。
☆☆☆☆☆☆☆
ふと、気がつくと馬車の中で寝ていた。
太郎「そうか、また倒れたのか。ユーナにでも助けられたのか?」
体を動かそうとすると、体中が悲鳴をあげるくらいに痛くて動けなかった。
太郎「ふぅ~、参ったな。ここまで酷くなるとは。」
何気に首を横に向けてみると、先生が腕にしがみついて寝ていた。
太郎「?えっ?なぜ先生が?」
それから、反対側を見てみたらユーナが腕にしがみついてた。
太郎「こ、これはなんの冗談?」
ユーナを良く見ると、何にも着ていないようだ。
太郎「ま、まさか?」
太郎は反対側の先生も見てみたらやはり何も着ていないようだ。
太郎「ちょ、待って。おい、ユーナ!起きろ!」
太郎はユーナを起こすが、それは悪手だった。
ユーナ「う、う~ん。」
ユーナが動いた瞬間、豊満な山のピンク色の部分が見えてしまった。
太郎「だぁーーーーーーっ!ユーナっ!起きろ!それはまずいだろう!」
ユーナ「う、ふぅ。」
さらにユーナは動いてしまった。そこには理想の山が2つそびえ立っていた。
太郎「あっーーーーーーっ!」
太郎はすぐに反対側の先生に助けを呼ぶ。
太郎「先生っ!先生っ!起きて下さい。緊急事態なんです!」
太郎は必死に先生を起こす。すると
ヒトミ「う~ん、太郎様少しうるさいですよ。」
ヒトミが起きた。起きたはいいが、ヒトミもやはり全裸だった。
太郎「ヒトミのは形がキレイだな。」
ヒトミはすぐに布団の中に潜り込み、再び寝てしまった。
太郎「ちがーーーーーーう!」
太郎は少し喜びながら叫んだ。
太郎「まさか、もしかして全員裸で寝てるのか?」
太郎は少しニヤけながら先生の方を見た。
太郎「先生。起きて下さい。先生!せんせい!」
先生「う~ん、もうなんですか?」
先生があくびをしなら返事をした。
太郎「先生!大変です。このままじゃ、大変な事に………」
太郎が先生に話している途中に、急に先生が上半身を起こした。当然裸だ。
先生「椿君、少しは静かに寝なさい。」
太郎「はい。ごめんなさい。」
先生「わかればよろしい。」
先生は布団に潜り込み、再び寝てしまった。
太郎の目は点になっていた。
太郎「先生、素敵です。」
太郎は先生の言う通りに寝る事にした。
しかし、太郎君がなかなか寝てはくれなかった。
太郎「これ、どうしよう?」
体が動かない太郎にとっては、この夜は拷問でしかなかった。
太郎「あと、マリーとシーバだけか。ニーナはちょっと、年齢的に。でも見た目二十歳くらいだからアリ?」
ダメです。無しです。
太郎にとっては長い夜になってしまった。
いつも読んでいただき、本当にありがとうございます。
今回は、4話分くらいに分ける予定でしたが、面倒なのでまとめました。
なので誤字脱字があると思います。優しくスルーしてお読み下さい。
また、皆様からの感想などもお待ちしています。




