第147話 トイレ?
先生「ユーナ様、さっそく続きをお願いします。」
ユーナ「うむ、まったくなかなか本題に入れんかったわい。」
ヒトミ「ユーナ様、私の事って何ですか?」
ユーナ「待てまて。今から話すからまつのじゃ。」
みんなが「グイッ」とユーナを見つめた。
ユーナ「ヒトミの祖父は、太郎達と同じく地球と言う名の星の日本と言う国から召喚された勇者なのだ。」
「「「「「えっ?」」」」」
先生「すみません、ユーナ様もう一度お願いします。」
ユーナ「だから、ヒトミの祖父は勇者だったのじゃ。」
「「「「「 本当に?」」」」」
ユーナ「あ~、コイツらウザい。」
マリー「女神様がそんな言葉使いは止めた方が……。」
シーバ「最近のユーナ様は短気ですよ。」
リーン「そう、短気。」
ニーナ「ユーナ様、お腹すきました。」
ユーナ「みんな言いたい放題じゃな。まぁ、確かにみんなが言う事も一理あるが、ニーナのお腹すいた発言だけは分からん。」
ぎゃぎゃ、喚いている間、ヒトミは一人静か考える。そして、
ヒトミ「………………それじゃあ私は太郎様と同じなのですか?」
ユーナ「正確には違うな。」
ヒトミ「え?」
ユーナ「正確には、この世界と地球の間に生まれた子供のまた子供じゃ。地球風に言うとクォーター?」
ヒトミ「子供の子供。」
ユーナ「じゃから、お主は勇者の血を受け継いでいるじゃ。」
ヒトミ「勇者の血を……。」
ユーナ「何が言いたいかわかるじゃろ?お主は一般人ではなく、勇者の孫なのじゃ。だから周りの事など気にする必要はないのじゃ。」
ヒトミ「じゃあ、じゃあ私は普通に太郎様を好きになっていいのですね。」
ユーナ「周りがこんなんだから、引け目を感じていたのかもしれんが、その必要はないのじゃ。もっとも、太郎はそんな事は気にしないのじゃ。例えみんなが普通の人でもな。それはみんなが良くわかっているはずだがの。」
先生「そうですね。椿君はそう言う人ですね。」
マリー「私は今や、ただの人ですから、ヒトミさんと変わらないですものね。」
リーン「うん。太郎様はそう言う人。」
シーバ「そうですよ。私もそう思います。」
ニーナ「ユーナ様、早く太郎様とご飯にしよう?」
ユーナ「こやつは!せっかくの雰囲気がだいなじゃ。」
ヒトミ「私、太郎様が好きです、大好きです。みんなに負けないくらいに。」
ユーナ「その意気じゃ。」
大体話も終わり、みんなで食事をするため、馬車から降りてきた。
ユーナ「ん?太郎はどこじゃ?」
先生「さぁ?トイレじゃないですか?」
マリー「先生、トイレって何ですか?」
先生「あ、トイレは地球の言葉で、こっちの世界では………ユーナ様、何て言いましたっけ?」
ユーナ「えっ?ト、トイレを?んーーー。お花積み?」
いつも読んでくださり、本当にありがとうございます。
最低1日に1話を守りつつ、出来れば1日に2話を掲載したいのですが、ギリギリ頑張ってます。
自分縛りです。決してMではありません!
一応確認はしているのですが、誤字脱字があったらスルーしてお読み下さい。後日訂正と修正をします。
それから、皆様からの感想等をお待ちしています。




