第136話 日本人
太郎「ユーナ、ヒトミがなんで勇者の孫って事を知っている?」
ユーナ「太郎、私は誰かな?」
太郎「そう言う事か。ユーナはその勇者に会った事はあるのか?」
ユーナ「当たり前じゃ。魔王を倒した後に、元の世界に戻る前にな。でも結局この世界に残ったのじゃ。こっちの世界で好きな人が出来たからなのじゃ。」
太郎「ちょっと待って。色々突っ込み所満載なんだか。」
ユーナ「それで、なんじゃ?」
太郎「その、ヒトミの祖父は勇者って地球の人か?」
ユーナ「あれ?言わなかったか?こちらの世界に召喚される人は、地球の日本人って限定があるのじゃ。」
太郎「何それ?」
ユーナ「天界でのルールなんじゃ。」
太郎「なぜそうなった?」
ユーナ「地球上に住む人達を天界の一番偉い神様がくじ引きで決まってのがたまたま日本人だったのじゃ。」
太郎「なんだそれ?」
ユーナ「天界っ所は、以外と暇なのじゃ。」
太郎「それじゃあ、ヒトミは日本人とこちらの世界の…………」
ユーナ「そうなるな。本人は知らないみたいだか。」
太郎「じゃあ、ヒトミには勇者から受け継いだ力とか無いのか?」
ユーナ「前に先生が言ってたと思うが、地球からテラへ召喚された時に、その間の転移している間になぜかそこで力が付くのじゃ。これはあくまでも私の勘じゃが、一番偉い神様が係わっているはずじゃ。だから喩え勇者の子供でも普通の子供しか生まれないのじゃ。」
太郎「なんだか、うちのパーティーは合格な期がする。」
ヒトミ「太郎はヒトミがやたら日本人っぽいと感じたのは、勇者だった祖父の影響じゃな。」
太郎「それじゃあ、先生にも力が付いたのか。」
太郎「この話はヒトミに言った方がいいのかな?」
ユーナ「うむ、少し探りを入れてからの方がいいと思うのじゃ。」
太郎「わかった。でも先生にだけは話すよ。俺と一緒で、怪しく思っていたから。」
ユーナ「まぁ、先生になら。」
その後、先生に僕が聞いた事をテンプレの如く、そのまま伝えた。
先生「そう。わかったわ。」
先生は一応納得してくれた。
あとは………マット作りをしないと。ユーナに頑張ってもらわないとな。
いつも読んで頂き、本当にありがとうございます。
現状、クラスメイトの時間は止まったままだ。
誤字脱字などあるかもしれません。その時はスルーしてお読み下さい。
それから、皆様からの感想もお待ちしています。




