第131話 ユーナの協力。
やっと、続きをアップするまで体調が良くなりました。
待って下さった方々、本当にごめんなさい。
あれからみんなで朝食を取り、待望の?ベッド作りに取り掛かった。
太郎とりあえず、適当に木を伐採してベッドの枠組みを作る。
太郎「とりあえず、7人寝れる大きさにするか…………待てよ?寝相が悪いのがいるから10人くらい寝れる大きさにしよう!」
そこそこ大きな木をサックと切り、木をベッドの枠組みの大きさにする。
太郎「不思議だなぁ~、こんなに簡単に真っ直ぐ切れるんだ。」
そんな事を考えながら、自分の身長に合わせて木を切り落とす。
太郎「あれ?これって釘とかネジで繋なきゃムリだ!?」
一応、ベッドの枠組みだけの木を揃えた。
太郎「あっ、生の木だとダメなんだっけ?しょうがないユーナに頼むか。」
あとあと色んな事を要求されそうだけど、俺もベッドで寝たいし。
いや、エロい事は考えていないし、香織に悪いし。
太郎は焚き火の周りで、みんながお茶をしている所に向かった。
太郎「ユーナ、悪いけど手伝ってくれないか?」
ユーナ「ぐふっ、なんじゃ私が必要か?」
畜生、あの勝ち誇った顔が忌々しい。
太郎「そう、悪いけど頼みたい事ができたよ。ちょっと俺だとムリそうだから。」
ユーナ「わかった。いいのじゃ。」
あれ?随分素直な返事。何も要求はないの?
太郎「悪いな、ユーナ。」
ユーナ「別にいいのじゃ。私も早く柔らかいベッドで寝たいからな。馬車の中は狭いし、寝る所は板だから体中が痛いからな。」
う~ん、本当にそれだけか?何故か不安が止まらない。
太郎「じゃあ、こっちに来てくれ。やってもらいたい事を説明するから。」
何故か冷や汗が止まらない。その証拠に後ろからついてくるユーナなの顔がまるで太陽に向かって花開くひまわりのようなランランとした顔になっていたから。捕捉として、ヨダレも垂れていた。
おいっ、女神様?そんな顔をしてたら信者がいなくなるよ?
太郎「ユーナ、ヨダレ垂れてるぞ?せっかくの美人さんが台無しだ。」
ユーナ「おっ?太郎が珍しく誉めてくれた。やっぱり?」
何がやっぱりなんだ?
それより早くヨダレを拭いてくれ。
太郎「ユーナ…………、もう話を始めてもいいか?」
ユーナはヨダレを何故か持っていたタオルで拭いていた。
ユーナ「うむ。もう大丈夫じゃ。で、私は何をすればいいのじゃ?」
太郎「さっきベッドの枠組みを作ったけど、切ったばかりの木だとダメだから乾かす魔法ない?」
ユーナ「なんだ、そんな事か。大丈夫じゃ。簡単じゃ。」
そう言いながらユーナは木に手を触れた。その瞬間に生木が普通の建材になっていく。
太郎「どういう理屈でこんな事ができるんだ?」
ユーナ「ふっふん、少しは見直したか?」
太郎「凄いな!さすが女神様だ!」
ユーナ「そうじゃろう、そうじゃろう。ふふふっ。」
あっという間作業が終わった。
ユーナ「もうこれで終わりでいいのか?」
太郎「ちょっと待って。まだお願いしたい事があるから。」
ユーナ「ふん、次は何をすればいいのじゃ?」
太郎「このベッドの枠組みは、本当は釘とかネジで止めるはずなんだけど、そんなものは無いからユーナの魔法か何かで、頑丈に、くっつける事できるかな?」
何か俺の作業より、ユーナの作業の方が多くなってきていた。
ユーナ「それぐらいのは簡単じゃ。でドコとドコを止めるのじゃ。?」
俺は簡単に説明をした。わかってくれたみたいだが、結構重いはずの枠組みを、軽々持ち上げて魔法で組み立てていった。
あっという間に終わったが、ユーナが組み立たベッドにさらに魔法をかけていた。何をしたんだろう?
太郎「ユーナ、最後にかけていた魔法はなに?」
ユーナ「うん?あれはベッドが簡単に壊れない様に、全体に強化魔法をかけたのじゃ。ふっふん。」
うわ~っ、意味ありげな顔だ。
太郎「な、なるほど。そうだよな、7人も一緒に寝るからそれぐらいしないとダメか。」
ユーナ「そうそう。少しぐらいベッドの上で運動しても大丈夫じゃ。グフフッ。」
ユーナ、怪しいすぎる。それからベッドの上での運動ってなんだ?
太郎「ユーナ、助かったよ。ありがとうな。さすか女神様だよ。」
ユーナ「太郎はもっと私を頼りにしてくれてもいいのじゃよ?」
太郎「そうだね。今度からはお願いするよ。」
そんなこんなで、ベッドはできたが、あとはマットか。
あれは、どうすれは作れるんだ?
ユーナやみんなに相談するか。
出来立てのベッドを担ぎながら、みんなの所に戻った。
今日中にベッドは完成するかな?
いつも読んで頂き、本当にありがとうございます。
今回は少し間が空いてしまいました。
前回の話は酷い誤字だらけで、ごめんなさい。修正や訂正を行いました。
今回も誤字脱字だらけにならないように確認しましたが、もしありましたらスルーしてお読み下さい。
後日修正と訂正をします。




