第127話 男のロマン
ユーナは鬼の首でも取ったような、勝ち誇った顔をしていた。
ユーナ「みんな、聞くのじゃ。太郎がどうしてあの女の胸を見てばっかりいたのかがわかったのじゃ。」
あ~、太郎はガックリしていた。
先生「ユーナ様、どう言う事ですか?」
みんなも「ん?」と不思議がっていた。
ユーナ「太郎はな、あの女胸ばかり見ていた理由がわかったっのじゃ。わかったのじゃ。大事だから二回言う。(笑)」
太郎「はぁ~、別にちょっと珍しいから見ただけじゃないか…ブツブツ…」
ユーナ「太郎、お前はうるさいのじゃ。」
ヒトミ「ユーナ様、その理由ってなんですか?」
ユーナ「ふむ。あの女は確かに胸は大きいが、けっしてマリーや先生とはあまり変わらない。だがなぜか太郎は今だにチラ見している。」
マリー「ユーナ様。その理由とはなんでしょう?」
ユーナ「いいか、みんな良く聞くのじゃ!太郎はあの女の胸の形に見惚れていたのじゃ!」
シーバ「胸の形?」
リーン「むう?」
太郎「あ~ぁ。」
ユーナ「太郎はあの女のロケットオッパイにやられておったのじゃ!」
先生「ロケット…………」
先生は改めて田中さんの胸を見て、顔が真っ赤になってしまった。しかし。
「「「「「ロケットオッパイ??」」」」」
ユーナ「あれ?」
ヒトミ「ユーナ様、その何とかオッパイってなんですか?」
ニーナ「ロリぱい?」
マリー「ユーナ様が何を言っているのかわかりませんが、なにか卑猥な響きがします。」
シーバ「そう?なんかカッコいいと思うけどなぁ~。」
先生「…………椿君。」
太郎「は、ハイッ!」
先生「そんなにロケットオッパイがいいのですか?」
太郎「いや、ちょ、違いますから。先生!」
ユーナ「あれ?先生以外は、反応0?」
ヒトミ「ユーナ様、そのロケットオッパイって何ですか?」
ユーナ「なっ?」
実は、この星で生まれ育った、マリー、シーバ、リーン、ニーナ、ヒトミはロケットの意味がわかっていなかった。
ユーナと先生だけ。
ユーナ「お主ら、ロケットを知らぬのか?」
マリー「あのぅ、ロケットとは何ですか?」
ニーナ「ユーナ様、教えて下さい。」
リーン「ロケットとは?」
ユーナ「はっ!しまった!この星にロケットなる概念はないのじゃ~!」
太郎「ホッ。」
先生「椿君、そんなに田中さんの胸の形がいいのですか?先生のはダメなんですか?」
太郎「へっ?」
ユーナ「なぬ?」
先生「はっ!じゃななく、椿君はロケットがいいのですか?そうですよね。男の子ですからね。ロケット………男の子のロマンですからね?」
先生がユーナより怖い!
太郎「先生、落ち着きましょう。確かにロケットは男のロマンですが、ロケットオッパイにロマンは求めてはいません!」
先生「へぇ~、じゃあ先生の胸はどうですか?大きいばかりで形は悪いのかな?」
太郎「先生~っ!なんの話をしているんですか?」
ユーナ「何か私が考えていた展開とは違うのじゃ。」
マリー達は完全に置いてきぼり状態。
さらにクラスメイトは完全に放置状態。
今日も幸せに痴話喧嘩中。
いつも読んで頂き、本当にありがとうございます。
毎回誤字脱字があり、読みにくくてすみません。後日、発見したあとは、修正や訂正をします。
それから皆様の感想も、お待ちしています。




