第126話 太郎の味方、見方?
ユーナからのドロップキックにより、鼻血を吹き出し、気を失ってしまった太郎。
連日の悲劇?喜劇?に先生とマリーとニーナが慌て太郎に駆け寄る。
シーバとリーンはタオルや水などを用意していた。
ユーナは「フッン!」とばかりに太郎を見下ろしていた。
ユーナ「いい気味じゃ。このロリ目っ!」
先生「ユーナ様、少しやり過ぎです!」
マリー「太郎様っ!大丈夫でか!?」
ニーナ「太郎様、太郎様!」
ヒトミ「しかし、酷い事しますね?」
みんな食事の準備どこではなかった。
シーバとリーンが冷やしたタオルで鼻血を拭いたり、顔を拭いたりしている。
ユーナ「こやつは、本当にスケベじゃな。」
先生「椿君はそんな事してませんでした。ユーナ様の見間違えでは?」
マリー「ニーナ様を抱き締めていただけですよね?」
ユーナ「それが十分スケベだと言っておるのじゃ!大体ニーナは何歳だと思っておるのじゃ?」
ヒトミ「ニーナ様?確かに13歳か14歳でしたよね?」
ユーナ「へっ?」
先生「そうです。ユーナ様風に言えば、地球年齢で言ったら、中学1、2年生ぐらいですよ?」
マリー「それに、ユーナ様も知ってる言い方ですよね?そのロリスケベって言い方は。」
ユーナ「はっ、そうじゃった。ニーナは外見と年齢が一致しないのじゃった。見た目はこの中で一番大人に見えて、年は一番若いって、なんかズルいのじゃ!」
先生「ユーナ様。とりあえず、椿君の治療をお願いします。このままだとまた目覚めるのが明日になりかねませんよ?」
ニーナ「ユーナ様、私からもお願いします。」
ユーナ「グッ!なんか私が悪者になっている気がする……」
リーン「今回はユーナ様が悪い。」
ユーナ「えっ?」
シーバ「そうですね。太郎様が可愛そうです。私からも治療をお願いします。」
マリー「ユーナ様。」
マリーとニーナが涙目でユーナに訴える。
ユーナ「あ~っあも~うしょうがない!ほいっ!」
ヒトミ「ユーナ様、最初の言葉はよけいですよ?」
太郎「っててて。」
太郎が、目を覚ました。
ニーナ「太郎様~っ!」
ユーナ「ぐぬぬぬぬっ!」
先生「ほら、ユーナ様、あんな感じでした。椿君は何もスケベな事はしてませんでしたよ。」
太郎「いったい何が…………あっーーーーっ!ユーナっ!何ドロップキックっとかしてるんだよ!死んだらどうしてくれる?」
ユーナ「ん?フンッ!その時は生き返らしてやるわ!」
ニーナ「太郎様大丈夫?」
太郎「ニーナ、ありがとう。どっかのダ女神様と違って、ニーナは本当に優しいね。」
ニーナ「えへへへ。」
ユーナ「おう!そこのオープンスケベ!私にケンカでも売っているねか?」
太郎「先生や、マリー、シーバ、リーンもありがとう。あっ、ヒトミも。」
ヒトミ「あっーーーーっ!確かに私は何もしていないけど、次いでみたいな言い方はやめて?」
太郎「そうだ、みんな食事の準備中だったんじゃないの?」
先生「忘れてた。早く準備をして食事にしましょう。」
リーン「お腹すいた。」
太郎「あ~っ、そう言えば俺昨日から何も食べていないかも?」
シーバ「太郎様は昨日は一日中、気を失っていましたから。」
ニーナ「ニーナもお腹すいた!」
ワイワイ、ガヤガヤ。
ユーナ「太郎?なにか忘れてはいないか?」
太郎「あっ、そうだ!クラスメイト達は?」
先生「まだ、あのままですよ。」
ユーナ「太郎?余計な事を思い出したわ。お主、なぜあの女の胸ばかり見ていたのじゃ?」
太郎「タラリ。」冷や汗をかいた。
ユーナ「ほう。そう言う理由だったのか?」
太郎「あっ?また心を読んだだろう?」
ユーナ「フンっ!知らぬわ。これはみんなにも教えてやらねばな。」
太郎「ダッーーーーーーアッ!止めろーーーー!」
どんな理由なんだか…………?
いつも読んで頂き、本当にありがとうございます。
短い文章ですが、誤字脱字があると思います。その時は優しくスルーしてお読み下さい。
それから、皆様のからの感想もお待ちしています。




