第120話 太郎初めての負傷
太郎「あっ、本当にあのまま、まだ止まったままだ。」
ユーナ「で、太郎。これからどうするのじゃ?」
太郎「う~ん。あっ、あの石はまさか。」
マリー「太郎様、あれが太郎様の頭に当たった石です。」
太郎「マジか!デカ過ぎだろう。」
直径で約1メートル程ある丸い石があった。
太郎「こ、この石がオリハルコン?」
ユーナ「そうじゃ。こんな大きいオリハルコンはこの世界では手に入らないはずじゃ。」
太郎「どっから持ってきたんだ?マミのやつ。」
シーバ「この石が当たって、血が吹き出た瞬間に先生が青い顔をして倒れました。」
太郎「あ~っ、絵ズラ的には気持ち悪いかも。」
ニーナ「それで、太郎様は大丈夫ですか?」
太郎「ニーナ、心配かけてごめんな。多分大丈夫だよ。」
リーン「血が止まらなくて大変だった。」
太郎「えっ!?そうなの。」
マリー「ユーナ様が回復魔法で何とかなりましたわ。」
女神様、何でもありだなぁ~。
太郎「そうだったんだ。知らなかったよ。ユーナありがとう。」
ユーナ「まぁ、なんて言うか、太郎には死なれてはたまらないからな。一応、私の婚約者だし。」
太郎(あれ、まだその話は有効なんだ。まっ、今回は助かったからいいか。)
太郎「マミのヤツ、やっぱり俺を殺そうとしているな。普段のアイツなら考えれないけど、一体何が原因なんだろう?」
ユーナ「あのクソ女は、誰かに乗っ取られているようじゃな。」
女神様、女神様がクソとかダメでしょう。しかし、マミも女からクソ女にジョブチェンジ。(笑)
太郎「やっぱりそうか。何となくわかってはいたけど、相手が分からない。」
ユーナ「しかもあのクソ女は、影からみんなを監視して、さらにクラスの奴らに気がつかないように、命令もしていた節がある。」
太郎「それって、相当の魔法使いか魔術使いで、人に命令を出すのに慣れているヤツか?」
ユーナ「う~ん、そこまでは分からぬが、このクソ女は普通に拘束してもダメじゃ。」
太郎「あっ、やっぱり。多分頭の中でイメージした物を出したりする能力がマミにはあるんだ。コイツは眠らすか、今みたいに時間を止めるしかマミからの攻撃は防げない。厄介な力だ。」
マリー「その乗っ取られている状態をなんとか出来ないのですか?」
シーバ「確かに、それしか方法はないな。」
太郎「ユーナ!これ、監視も兼ねてる可能性もあるんだよな?」
ユーナ「うむ。そんな感触を受けるのじゃ。」
太郎「監視かぁ……………まさかアーゼスト国の誰かか?」
ユーナ「その可能性が一番大きいのじゃ。」
太郎「そうなると、先生に聞いてみるのが早いか。」
ヒトミ「太郎様、先生はまだ意識を失っていますよ?」
太郎「あっ、そっか!参ったな。ん?しかし、俺のそんな気持ち悪い状態をみんなが見ていたのに、何で先生だけ気絶したの?」
ユーナ「それは、先生以外はここで育ったからじゃ。」
マリー「あの、太郎様なら大丈夫だろう。と言う事と、普段からもっと酷いのを見てきたからだと思いますわ。」
シーバ「確かに。」
ニーナ「私もです。太郎様。」
リーン「うん。同意。」
ヒトミ「普通に魔物や魔獣、盗賊に山賊など周りには危険なヤツらが一杯だから、人の命の軽さを良く知っているからかな?」
はい、ヒトミ。良く出来ました。
太郎「なるほど。じゃあ、先生の目が覚めるまで休むか。本当はもう結構夜遅い時間なんじゃないか?」
ユーナ「ふむ。確かに。今は地球時間で23時ぐらいじゃな。」
太郎「また、宇宙感丸出しの言い方。って、もう夜の11時?」
ユーナ「さっきからそう言っておる。」
太郎「みんなご飯とか食べたか?」
ニーナ「みんなで食べたよ。」
ヒトミ「とっくに食べました。太郎様はどうします?」
マリー「忘れていました。もしお腹がすいていれば、すぐに準備をしますわ。」
シーバ「鍋にはスープがあります。」
リーン「太郎様食べたい?」
太郎「あ、みんなありがとう。今日はもう大丈夫だから、もうゆっくり休んでくれ。」
「「「「「はい。」」」」」
ユーナ「私も休むのじゃ。」
太郎「ユーナ、これこのままで大丈夫か?」
ユーナ「それぐらいなら全然大丈夫じゃ。このクソ女に睡眠を邪魔されたくはないからな。」
太郎「そうか。じゃあ、今日はもう休んで明日先生が起きた時に、話を聞いてみよう。」
世界の時間は止まったまま。なのか?これ、ここだけ止まってるのか?うわっ、凄く気になりだした。
いつも読んで頂き、本当にありがとうございます。
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しかし、なかなか話が進まない作品です。




