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どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
第4章 戦いと出会い
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第119話 太郎倒れる。

太郎が、ユーナを気絶させようとして動こうとした瞬間。


太郎「いてぇっ!」

太郎はいきなりそう叫んで倒れたら!!


「えっ?」

ユーナやみんなは何で?って顔をしている。


太郎「いってぇ~っ!何なんだ?」

よく見たなら、太郎のまえにそこそこ大きな石が落ちていた。

空から突然石が落ちてき、太郎の頭の上に落ちたのだ。


太郎「いきなり何で?それより、痛いっ!」

太郎は不思議で仕方なかった。何の前触れもなく、いきなり石が落ちてきたのだから。

でも、太郎は「あっ!」何かを思い出したように、声を出す。


太郎「これ、もしかしてマミの仕業じゃないか?さっきも石をぶつけられた時もかわせなかったし?もしかして、マミの力の1つか?」


ユーナ「ありえるのぅ。もしかしてこの女、私が時間を止める前にこの石が太郎の頭に落ちるようにしていたんじゃな。」


太郎「あっつ、まだ痛いっ。マミのヤツとんでもない事するよな。死んだらどうするんだ?」


ユーナ「いや、普通の人間なら死んでおるよ。」

太郎の頭から血が流れてきた。


それを見ていたマリー達は血相を変えて、太郎の所まで飛んできた。いや、実際は飛んではいないけど、表現的に。


マリー「太郎様っ!」

マリーとシーバがまずやってきた。


次にリーンとヒトミが水と塗り薬を持ってやってきた。最後ニーナは枕を持ってきた。


太郎は嬉しくて「はっははは。」笑っていたが、思った以上に出血が酷く、倒れてしまった。

しかし、さすがおっぱい。いや、マリー。倒れる寸前の太郎を抱き抱えた。

当然、マリーの大きな胸がクッションになったのは、言うまでもない。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



太郎「あれ?」

太郎が気がついた。

マリー「太郎様、大丈夫ですか?」

シーバ「太郎様、まだ痛みますか?」

リーン「太郎様、平気?」

ニーナ「太郎様、良かった~!」

ヒトミ「太郎様、何ともない?」


ユーナ「自業自得じゃ。」


太郎「おいっ!ユーナ。つっ、イテテテ。」


ユーナ「ふん!お主私が何も知らないとでも言うと思うのか?」

あれ、もしかしてユーナを気絶させようとした事がバレた?


ユーナ「大体そんな事をしているから、あの女にしてやられるのだ。」


太郎「あれ?」


ユーナ「何があれじゃ!太郎、さっきマリーやシーバ達に聞いた話だと、お医者様ごっこって子供の頃にやるおままごとらしいのぅ?」


太郎(あ~っ、そっちの話か。)


ユーナ「そ、それで、そこそこ大人になった女の子には黒歴史になるそうじゃな?」


太郎「えっ?そうなの?なんで?」


リーン「子供の時とは言え、あんな恥ずかしい事は思い出したくない。」

おっ、リーンの長文だ。


ヒトミ「私も、今考えると絶対にイヤだな。」

えっ!?ヒトミが普通に話が終わった。


マリー「私も今考えますと、絶対になムリですわ。」


シーバ「でもあの時は、なぜ平気だったんだろう?」


太郎(あ~っ、それは俺も分からない。)


ユーナ「やっぱり、お医者様ごっことは如何わしい遊びなのだな!」


太郎(如何わしいって。)


太郎「でも、俺はあんまり覚えていないんだよね。」


ユーナ「へっ?そうなのか?」

この女神様、太郎の発言でちょいちょい変わる。本当にチョロ神様。なんかチョ〇Qの神様みたい。


太郎「そいだよ。あんまり覚えていない。あっ。せれよりあれからどれくらいたった?」


ユーナ「太郎が気を失ってから、地球時間で5時間ぐらいかのぅ?」


太郎「そこで地球時間って。なんか宇宙を感じる言い方でいかも。………………えっ!?もうそんなにたつのか?」


マリー「はい。太郎様の頭に当たった石をユーナ様が調べたらとんでもない石でした。」


太郎「?」


ユーナ「オリハルコン石じゃた。」


太郎「えっ!?そんな鉱物存在するの?」


ユーナ「まぁ、天界に行けばいくらでもあるがの。ただ、この辺りには無いはずじゃ。あの女、どうも怪しい?」


太郎「あっ、そう言え先生は?」


シーバ「太郎様の隣で寝ています。」


太郎「えっ!?何で?」太郎は反対側を見て、先生も寝ていた事に気がついた。


リーン「先生は、太郎が倒れたら、倒れた。」

リーン、もう少しがんばろう!


ニーナ「先生は、太郎様に石が当たり頭から血を吹き出したのを見たら気絶したんです。」


太郎「ちょっと待って。頭から血が吹き出た?」


ヒトミ「太郎様の血の噴水?」


太郎「はぁ~、最近の血の池とか血の噴水とか、何かの暗示?」


シーバ「私もさすがの太郎様でも大丈夫か心配しました。」


ユーナ「まぁ、あの石ではな。」


太郎「たっははは。この世界に来て、肉体的に一番ダメージを食らったな。しかも、まさかマミからとは?あれ?そう言えば、クラスメイト達は?」


ユーナ「ん?まだあのままじゃ。」


太郎「あっ、本当だ。」




いつも読んで頂き、本当にありがとうございます。


いつも優しい皆様のおかげで、誤字脱字等をスルーして頂き、ありがとうございます。


それから、皆様からの感想やご意見などもお待ちしています。

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