第114話 先生の話その3
太郎「さぁ、みんなご飯たべよか。」
あれ?何かユーナ以外のみんなの視線が痛い。
太郎「な、なにかなぁ~。早くご飯にしよう。」
ふリーン「もうできてる。」
あっ、焚き火に鍋かけて作っていたんだ。
太郎「そうなの?じゃあたべよか。あっ、このスープうまい!」
マリー「太郎様、先ほどの話は本当なんですか?」
太郎「えっ?何が?」
シーバ「アーゼストとセリーヌの話と、今まで秘密だった魔法の話です。」
ニーナ「太郎様、私達はその話は聞いていません。」
ヒトミ「私はどうでもいい話ばかりだったよ?」
コイツもブレないな。
太郎「う~ん、なかなか話す機会がなかったからね。みんなごめんな。」
先生「さぁ、早くたべましょう。」
「「「「はい。先生。」」」」
あれ?俺は嫌われていて、先生が大人気?まぁ、いいか!
あっ、このスープ美味しい。良く考えたら、みんな一国の王女だったのに、よくこんな庶民生活が何の抵抗も無くできるな?
太郎「ねぇ、みんな聞きたい事があるんだけど、いいかな?」
マリー「はい。太郎様に満足のいく答えが出るか分かりませんが、いいてすわ。」
リーン「私は何でも大丈夫。」
ニーナ「太郎様、私も大丈夫です。」
ヒトミ「私もです答える訳?」
いや、ヒトミはいいかな。
ヒトミ「うわっ、なんかイヤな感じ。」
シーバ「私は内容によります。」
あれ?シーバ、なんか機嫌悪い?
太郎「いや、そんなたいそうな事を聞く訳じゃないから。」
太郎「みんな元々はお姫様だったのに、なんでこんなに普通の庶民生活に慣れしたんでるのかなって思ってさ。」
マリー「そんな事でしたか。私は何度も太郎様に命を救って頂いてますから、これぐらいは何ともありません。」
シーバ「マリー様の言う通りです。太郎様がいなければ、とっくに死んでます。」
リーン「その通り。」
ニーナ「何を今さらの質問です。皆様が言う通りですよ、太郎様。」
ヒトミ「そう考えると、私もそうかも?」
先生「私は本当に命を助けてもらいました。」
あちゃぁ~、先生泣き出しちゃった。
ユーナ「私も同じだぞ。この神殺しめ。」
ユーナ、笑いすぎ。
太郎「あっ、なんかごめん。」
みんな笑ってくれた。
そろそろ食事タイムも終わり、先生の話が再開する所で、頭の痛い事にマミが起きていた。
マミ「太郎、この話が終わるまで私は黙っているけど、終わったら一発殴るからな。」
うわっーーーー!マミのやつ、メチャクチャ怒っている。
立花「先生、さっき、みんなで話あったんですが、先生達と共に行動している女性を紹介してもらえませんか?」
先生「椿君、どうかな?」
太郎「いいと思いますよ。多分みんな先にそれが知りたくてしょうがないみたいですから。」
先生「分かったわ。では、それぞれこれから紹介します。まずは、私から。私は日本名、杉本愛。こちらの世界では、アーゼスト国の第2王女、オリビア・アーゼストと言います。年齢はちょっとわかりません。日本いた時は26才でした。もし成長的にみれば、17~20才くらいでしょか?」
ヒトミがみんなの前にやってくる。
先生「彼女はヒトミ16歳。タンドリアの町が、謎の軍隊に襲われた時に唯一生き残っていた子よ。」
先生「次が………………。」四人の王女達が先生の隣にきていた。
先生「この子は、サノキア王国のマリーダ・サノキア第2王女で16才。彼女は椿君の奴隷です。」
うわっーーーー!先生、それいらないでしょう?ほらクラスメイト達の視線が痛いです。
先生「つぎの子はアイリス王国の第1王女アイリーン・アイリス18才です。彼女も椿君の奴隷です。」
先生、もうやめて下さい。
先生「そして次の子はギュエまル王国の第1王女、シーバ・ギュエル18才でやはり椿君の奴隷です。」
ヤバい。マミのヤツがキレる寸前だ。
先生「次の子がローゼン王国の第1王女、ニーナ・ローゼン13才。彼女も椿君の奴隷です。」
「「「「「「「「「13才?」」」」」」」」」
やっぱり驚くよね。見た目は先生と変わらないからねぇ~。
先生「そして最後の方が、女神様です。ユーナ様と言います。」
「「「「「「「女神様?本当に?」」」」」」」
先生「あっ、ユーナ様は椿君の婚約者です」
先生「あと、いい忘れ手いい忘れた事が一つ。ユーナ様を筆頭にヒトミを除いた全員は椿太郎の君が大好きでさす。」うわっ!どんでもない、爆弾を落としたよ、
「えっ?」あっ、マミとマナの反応が怖いっ!
先生、もう勘弁して下さい。俺、殺されそうです。
マミ「太郎ぅ~、お前ってヤツは。このハーレム野郎。後で覚えておけよ!」
先生~、自分の事を棚に上げて、なんて事してくれるんですか~。
いつも読んで頂き、本当にありがとうございます。
さて、先生の話がダラダラ続いていますが、もう少しお付き合い下さい。
一応何度も確認作業をしていますが、どうしてもどこかに誤字脱字やセリフの間違いなどありますが、その時はスルーしてお読み下さい。
それから、絶賛!感想やご意見などもお待ちしています。




