第111話 真実
いつもより長く書いたのには理由があります。
まず、何から話せばいいのか?
とりあえず、クラスメイト達に何をどこまで知っているのかを聞くか?
太郎「まず、俺が聞きたい事が先だ。」す
く
マミ「太郎のくせに、何が俺だよ!しかも、その言い方、かなりムカつく!」
太郎「マミ、一応お嬢様なんだから、いい加減その言葉遣い止めた方がいいぞ。」
マミ「太郎のくせに、説教すんな!それより早く説明しなっ!」
太郎「なぁ、俺から先に話を聞かないと、話がすすまないんだよ。マナ、ちょっとマミをなんとかしてくれないか?」
マナ「太郎、それは無理なの知っているでしょう?」
太郎「はぁ~、しょうがない。委員長
、話を聞いてもいいか?」
立花「椿、俺もスムーズに話を進めたいし、本当の事が知りたいんだ。どこから、話せばいい?」
太郎「さすが、委員長!話が分かる。そうだな、まず、アーゼストで、俺と先生から別れてからの話から頼む。」
マミ「太郎っ!何悠長な事を言ってるの?早くあんたと先生やそこのおんな達の関係を教えなさい!」
太郎「お前、何言ってるんだ?今はそんな話じゃないんだよ。委員長、アーゼストからの話を聞かせてくれ。」
立花「わかった。そうだな、まず俺達は何で椿と先生がアーゼストから居なくなったのかが、最初は分からなかった。」
太郎「うん。それで」
立花「それから少し後に、先生と椿がアーゼスト国を裏切った為に捕まえろ。と国王から指示が出たんだ。」
先生「えっ?」
立花「それからが、記憶が曖昧で、気がついたら、みんな下半身裸になっていたんだ。あれは何だったのか、今だに理由がわからない。でも、その時から記憶もしっかりしだして、なんとなくアーゼストにいいように操られている気がしたから、逃げてきた。そして、椿や先生を探し始めたんだ。」
太郎「な、なるほど。」ヤバい、笑い声がでそう。
立花「ただ、なぜか椿や先生達を何となく襲った記憶があるんだ。ただ捕まえるだけを指示されたのに、殺そうとした記憶だけが、何となくみんなあるみたいで、それが原因で、アーゼストはなんか不味いって思ったんだ。」
太郎「そ、そうなんだ。」ダメだ。我慢出来ない。ツボに入った。
マミ「ほら、話終わったから、早く話を聞かせて。なんで太郎と先生は一緒に行動してるの?」
やべぇ~、マミのあの口調と、下着が合わなすぎる。純白のフリフリレース。くっくくくく。
マミ「太郎、何がおかしいの?」
ヤバい。笑い声を出していないのに、普通気づくか?
太郎「えっ?何が?何で笑う必要があるんだ?」
マミ「何となく分かるんだよ。でも、確かに笑う所じゃないのに、変ね?」
ヤバい。こいつは昔から勘が良かったから、気を付けないと。
うわっ、後ろから先生達の視線が痛い。
ユーナ「太郎、後で話がある。」
しまっーーーたぁーーーっ!ユーナに心を読まれたっ!
立花「おい、椿。こっちの話は終わったぞ。」
太郎「あ、あ~っ。そうだな。じゅあ、まず始めに。香織が勇者や英雄に拐われたのは知ってるよな。そこで、アーゼスト国の国王に俺と先生で、香織を勇者達から連れ戻すように言われたんだ。しかも、命令な。」
おっ、みんな以外そうな表情だ。
太郎「しかも、クラスメイトの命がかかった命令だった。その内容はしりたいか?」
マミ「太郎!じらすな!早くしろ!」
マミ、それもう少し柔らかい口調だったら、かなり卑猥だぞ。…おっと、不味い。
太郎「その内容は、香織を勇者達から連れ戻して帰ってこなければ、一週間毎にクラスメイトの誰か1人を殺すと言われたんだ。もうこの段階で命令じゃなく脅迫されたんだよ。」
立花「なんだってぇ~!」
はい、お約束ありがとうございます。
太郎「だから俺と先生は急いで、香織を探す旅に出たんだよ。はい。終わり。」
マミ「太郎っ!いい加減しないと、殴るだけじゃすまないよ!」
マミのヤツをからかうのは、本当に楽しいな。痛い!あれ?またみんなの視線が………
マナ「太郎、私もいい加減に怒るよ。」
マミはいいとして、マナは怒らすと不味いだよね。昔、一回本当に怒らせて、半年無視されたからな。あれには香織も困っていたな。
太郎「わかったよ。先生、すいません。こっちに来てもらえますか?」
俺は先生を呼んだ。周りがざわめく。
太郎「この方が、俺達の担任の杉本 愛先生だ。」うわーっ!みんなめっちゃ見てるよ。
立花「本当に杉本先生なねか、椿。」
太郎「その通りだよ。ねぇ、先生。」
先生「そう、私が担任の杉本で。そしてアーゼスト国の第2王女、オリビア・アーゼストでもあります。」
マミ「なんだってぇーーー!」
マミ、なんだそのギャグみたいな驚き方は?
先生「私は幼い頃、将来大量の勇者を連れてくる事を、国王に命ぜられ地球の日本に送られました。」
あっ、みんなかなり驚いてるけど、なんかマミだけは違う?
先生「その送られた時に、何が原因か今だにわからないのですが、生死をさまよう大ケガをしました。その時、偶然に助けてもらった人が、日本での私の両親になります。それから、10年以上、アーゼストからは何も連絡がなかったのですが、突然連絡がきまして、学校の生徒全員を召喚するように言われました。でも、それを防ぐ手が無く、なんとかならないかを模索しました。その鼓動原理は、私は日本での暮らしが長くなりすぎた事と、日本での両親や友人、知人はもちろん学校の生徒達も大切な存在にになりなんとか出来ないか手を尽くしました。でも、結局なんとか出来たのは少人数だけを連れていく事でした。これはただの言い訳て、もしこの星に連れてきても、大丈夫な生徒達だけを選んで召喚しました。」
マミ「でも、それって結局私達を連れてきて危ない目に合わせて、しかも帰れる保証もないですよね?それは先生としてどうなんですか?」
太郎「マミ、まだ先生の話は終わってないぞ。」
マミ「太郎、あんたこの女の色気に騙されてるんじゃないの?前の杉本先生より、若くてキレイな先生だから、色々手取り足取り教えてもらっているんじゃないの?」
太郎「マミっ!いい加減しろっ!それ以上先生の悪口言ったら、本気で怒るぞ!」
マミ「な、なんでそんなヤツの味方するの?私達の付き合いは、先生より全然長いのよ!何でそんな1、2年くらいの付き合いしかない人の言う話を信用してるの?」
ダメだ。マミはヒステリックになっている。少し黙らすか。
太郎は、一瞬でマミの前にいきその時軽くお腹にパンチを一発。倒れこんできたマミを抱き抱える。ここまでが一瞬で、誰にも何が起こったのか分からなかった。
マミ、ごめんな。少し寝ててくれ。話が終わるまで。
太郎はマミをお姫様抱っこした状態で、マナの所に。
マナ、怒ってるかなぁ~。
太郎「ごめんな、マナ。話を進めたいから、マミには少し眠ってもらった。」
マナ「うん。わかってるよ。気にしないで。」マナは笑顔で答えてくれた。そして、マナのそばに、マミを下ろした。
太郎「先生、話の続きお願いします。」太郎はそう言って、先生の元に戻った。
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