第103話 血の池
お願い。
頑張ってますか確認をしていますか、誤字脱字がもしあったらスルーしてお読み下さい。
太郎はかなりふくれていた。
ユーナは超ご機嫌タイム。
2人の命運が別れた時だった。
ユーナ「太郎、そろそろ準備してもらってもいいか?」
太郎「太郎あ~、いいけど、どんな準備をすればいい?」
ユーナ「ん、裸になってそこの血の池にはいるのじゃ。」
太郎「はい?その池、やっぱり血の池なんだ。ってなんで、裸で入る必要があるんだ。」
確かに、よくわからない。ましてや誰の血かもわからないのに。
太郎は血の池を見ながら、こんなに熱そうなのに裸で入るとかおかしいだろう?太郎は憤慨していた。しかも、この大量の血はなんなんだ?
太郎「なぁ~、ユーナ。この血はなんだ?」
ユーナ「えーーっ?その池の?」
太郎「そうだよっ!ハッキリ言って、この熱そうな、そして気持ち悪い血の事だよっ!」
太郎はかなりイラついていた。
ユーナ「また、そんな酷い言い方をしてる。罰当たりもいい加減にせい。その血は高位の人間や、高位のエルフに半神だった人達の大切な血なのじゃ。」
マジか、本物の血か!
太郎「な、なぁ、ユーナ。これ入ったら確実に火傷するよな?」
ユーナ「あっ!それは大丈夫なのじゃ。その池は熱くないからな。ブクブク言ってるのも、熱く見せかけるただの仕掛けだからな。ぐっふふふふ。」
何笑ってんだよ!
太郎「ユーナ!これすぐ入らないとダメなのか?」
ユーナ「んーーー。そうだな、今私の準備が終わるからすぐに入ってほしいのじゃ。」
スッゲーーーーイヤだけど先生を生き返らす為には我慢しなくちゃ。
太郎は上着を脱ぎ、シャツのボタンを外しシャツを脱ぐ。下にTシャツ着ているのでそれも脱いだ。
太郎は体全体的には細いが、上半身は裸になってわかる。かなり引き締まっていて、腹筋は8つに割れている。
作業中のユーナは、太郎が裸になっていくのが気になり、チラチラ見ていた。
しかし、太郎が上半身裸になった所で作業の手が止まってしまった。ユーナは見とれてしまったのだ。
こ、これが太郎の………………
太郎はズボンのベルトを外し、ボタンを外し、チャックを下げてズボンを脱いだ。
靴と靴下を脱ぎ、最後はパンツだけ。
ユーナは、作業どころではなくなってしまい、完全にガン見していた。
それに気づいた太郎は、
太郎「もう、準備出来たのか?」
ユーナは太郎に睨まれながら声をかけられ、あたふたした。
ユーナ「うむ、大体すんだのじゃ。」
太郎はなんか納得出来ないまま、血の池に入ろうとした。その瞬間ユーナからいきなり怒られた。
ユーナ「コラーーーーーっ!なんでパンツを履いたまま池にはいるのじゃ!」
太郎「えっ?パンツも脱がなくちゃダメなの?」
ユーナ「当たり前だのクラッカー。裸だと言ったであろう。」
太郎「くっ、やっぱりダメか。」
しぶしぶパンツを脱ぎ出す太郎を、ユーナの目は凄い事になっていた。目の玉が飛び出していた。
太郎は、手で池の熱さを確認して、ゆっくりと入っていった。びっくりした事に、この池の中はかなり冷たい。
太郎「おいユーナ、俺に寒中水泳でもさせる気か?これ、かなり冷たいぞ!それに体のどこまで浸かればいいんだ?」
太郎は、今は腰の辺りまで浸かっていた。
太郎に質問されても、ユーナはさっきの光景を何度もリプレイしていた。
太郎が少しキレた。
太郎「おいっ!ユーナ!聞いてるかっ?」
ユーナは太郎に怒鳴られやっと我に帰った。
ユーナ「な、なんじゃ?」
太郎はムッとしてまた同じ事を聞いた。
太郎「体のどこまでこの池に浸かればいいかを聞いているんだ。しかもこの池は寒過ぎるから早くしてくれ。」
ユーナ「ちょ、ちょっと待つのじゃ。今はそのまででいいから、少し我慢するのじゃ。」
ユーナはあわてて太郎に、まだその池の中にいるように話す。
すると、ユーナが道具を持って先生の横まできて、道具を先生の横に置いた。そして太郎は信じられない光景を目にする。
いつも最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
本文より長くならないように気を付けます。




