表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
犯罪者の慚愧  作者: 井澤文生
1/7

七行のプロローグ

 全身砂だらけになりながら、彼女は何時も砂場で狂った様に遊んでいた。見た目は小学生高学年頃で、明らかに砂場遊びは卒業している年頃の子だった。

 何週間か前から、その子は公園に現れる様になった。その前まで彼女が何処で何をしていたのか、誰も知らない。みんな、その子の名前すら知らない。知っているのは、砂場で妙なテンションで遊んでいる事と、何時も白いひらひらの寝巻きみたいなワンピースで遊んでいる事だけ。その子はセミロングの真っ白で綺麗な髪の毛を持っていて、肌も死人の様に真っ白だった。


 全身真っ白の女の子が、砂場で狂った様に遊んでいる。


 それが何だか不気味で、みんなは何時もその子を見ない様にしていた。まあ僕の家は、彼女が遊んでいる公園のすぐ目の前だから、みんなみたいに見ない様にするのは、ちょっと難しかった。

 そして、僕が彼女についての様々な事を知るのは、僕の通う小中高一貫校にある、珍しい部活に入部した時だった。そして僕は、或る奇妙な事件に巻き込まれる事になる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ