Episode5 いざ、冒険の旅へ
リドナーは自分の家で旅の準備をしている。
僕はマリリンさんにもらった剣をポーチ入りのベルトにはさみ、ポーチには家にあった色々なポーションを入れる。指に魔石がはめられた指輪があることを確認する。
そして、持てるだけの金貨・銀貨・銅貨を持ち3人で決めた待ち合わせ場所に向かう。
* * * * *
バーロンもまた自分の家で旅支度をしていた。
彼ももらった剣を保冷ポーチ入りのベルトにはさむ。ポーチの中にはたくさんの食べ物を入れ、金貨・銀貨・銅貨をありったけポケットに入れる。
そして、待ち合わせ場所に向かう。
* * * * *
そのときにはテーラはとっくに旅支度を終え、待ち合わせ場所についていた。
私は遅いなと少しライラしながら彼らを待っている。
それから数十分がたつ。そして、やっと2人が見えてきた。でも...歩いてる!彼らは私をこんなに待たせたのに彼らは歩いてやって来る。
2人が目の前まで来ると私は
「アンタたち、遅いわよ!私待ったのよ!?」
と言う。(私たちはため口を使い合うほど親しくなっていた。)
それを聞いた僕ははぁ!?と思う。君が早く来たから悪いんだろと思った僕は
「君が早すぎるから悪いんだろ!?」
と言う。バーロンもそうだそうだと賛成する。すると、彼女は顔色を変えることなく
「アンタらにメールしたじゃないのっ!無視した方が悪いんじゃない!?」
と言う。えっ!?メール...?僕はメールの履歴を見てみる。すると...テーラからのメールが載っていた。もちろん、未読になっている。僕とバーロンは彼女にすまんと謝る。
「まぁ、良いんだけどさ...。」
私は謝る2人にそう言う。すると、リドナーが
「ホントにごめん。さぁ、行くぞ!」
と謝りながらも言う。私は、
「うん!」
と言いうなずく。バーロンもうなずく。そしては歩き出す。
ついに、3人の冒険の旅が始まったのだ。旅にはどんな危険や試練が待っているかわからない。でも...きっとみんなでなら乗り越えることができる。私たちはそう信じていた。
前回は大変長くなりましたので今回は短くまとめさせていただきました。
次話から第2章に入ります。