真実は信じがたい~プロローグ~
見上げれば、漆黒の闇に美しく輝く満天の星空。裸足の足に、さらさらと心地よい海辺の砂浜。静けさの中、寄せては返す波の音だけが響いている。
山田耕一は1人歩きながら考え事をしていた。
『わたしは確かにあなたを大いに祝福し、あなたの子孫を、空の星、海辺の砂のように数多く増し加えよう。そしてあなたの子孫は、その敵の門を勝ち取るであろう。』聖書、創世記、22章17節より
誰が信じることが出来ただろうか?
夫アブラハム100歳、妻90歳の夫婦に約束の1人息子イサクが与えられ、その子孫が本当に数え切れないくらいに増えるとは!
アブラハムの祝福は本当に世界に浸透していて、この東の世界の果ての日本にまでその祝福は届いている。アブラハムの子孫が世界にもたらした祝福は様々な分野に及んでいる。
相対性理論発見のアルベルト・アインシュタイン、
コンピューター動作原理を発明したジョン・フォン・ノイマン、
経済学者カール・マルクス、
精神医学者ジークムント・フロイト、
愛の画家マルク・シャガール、
映画監督スティーヴン・スピルバーグ、などなど
……今、上げた偉人たちはすべてアブラハムの子孫だ。
注:ここであげたアブラハムの子孫とは、アブラハム→イサク→ヤコブ(イスラエルと改名)の血筋のイスラエル人をさしています。ユダ王国(ヤコブの四男ユダ、三男レビ、十二男ベニヤミンの子孫で構成)から由来してユダヤ人と呼ばれているイスラエル人で調べました。ユダヤ教信仰の有無よりもここでは、アブラハムの血筋、子孫であると思われる偉人の名前をあげさせて頂きました。
世界の中でユダヤ人の人口は0.2%、そのわずか0.2%のユダヤ人がノーベル章受賞者の20%を占めている。まさに祝福の民なのだ。
そして、そして、2000年前に ”愛しなさい” と説き、人々に愛を示され、十字架にかけられ3日目によみがえられた救い主イエス・キリスト!
※イエス・キリストはユダ(ヤコブの四男)の家系であり、”ユダ” は ”褒め称える”、”賛美” などの意味があります。
そして、現在イエス・キリストを信じ、キリストに従い、愛する事を実行する人々は世界の3割、およそ20億人以上に増え、キリストが地上に来られて2000年以上の歴史の中で、多くの人々がキリストを信じ、信仰によるアブラハムの子孫はまさに数え切れないほどに増えている。
地上の砂の数より、宇宙の星の数のほうが多いそうだ。そんな事、壮大な天の川を地上で見た事があったとしても信じられない話だ。
どう考えても地上の砂の数は気が遠くなるほど膨大な数のように感じるから。
星の数がそれ以上とは、全く神様のなさる事は、まさに人知をはるかに越えている。
昔の科学者で ”地球が丸い” といったため、「とんでもない事をいうやつだ」と牢屋に入れられた人がいたと聞いた。
人間にとって、本当の事のほうが、かえって信じる事が難しいのかもしれない。
そう、僕の人生に起こった事も、信じられない様な事だった。