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タイトル「未定」

熱中症、台風情報に引き続き注意され、楽しい夏を過ごせますように願っています。

 今度こそ本当の出発だ。

 門番にまた直ぐ戻ってくるんだろって茶化されたけど、フラグ立ちそうだから止めて欲しい。今度こそ目的地に向けて出発したい。そうしてキルトの街を後にした。休んだとはいえ、フェンリルとミリロは夜通し走り続けて魔力も消耗が激しかったはずだ。だから休憩も場所を見ながら無理のない間隔で取ることにした。フェンリルとミリとは大丈夫だと行ったけど、今回のことは皆が疲弊している。今度こそ確実に進もうとなった。

 昼食休憩も以前より手前で取った。場所的に余りのんびり出来る所ではなかったけど、ご飯を食べるだけなら十分だった。昼食をとり野営地に向けて出発した。いつもより魔力飴を積極的に取ってもらいながら。ただひたすら進み続けたから、前の野営地より進めて次の街からそう離れていない草原地で野営をすることが出来た。ラッキーにも水辺も近場にあって快適に野営をすることが出来た。

 「ねぇ、あの奴隷商の男を倒したことだけど、アッシャムといつ相談する時間が有ったの?」

 「神子様拘りますね。」

 「お主、意外と粘着質な性格をしているのだな」

 「失礼な事言わないで!」

 フェンリルに抗議するが、心のなかでちょっとそうなのかなぁと考えてしまった。

 「フェンリル様とは僕がテントに戻ってきた時に、ジュラン様とは街に向かう途中に、ミリロ様とは何も話していません」

 え?!私はその言葉にミリロを見た。・・・・この子本気で凄い子なのかも・・・・・・・。

 「私とミリロは長い時間をともにしています。ミリロはそれで合わせることが出来たのでしょう」

 腑に落ちた。流石ジュラン。どっちにしても野生の感が働いた事は間違いないだろう。ミリロの凄さを見た気がした。

 アッシャムが紅茶を飲みたいと言ったので、皆で紅茶を飲みながらあの時の話をした。

 裏で控えていた下っ端も捕まったようだけど、良く倒せたよな。

 「4人で一斉にあの男に飛びかかったんでしょ?その間に下っ端に手出しされたり逃げられたりしてたら・・・・・」

 ジュランとアッシャムが笑っている。なるほど、頼りになる仲間が増えたようだ。エルフは優秀だ!

 「フェンリル様とミリロに任せました。私とアッシャムが裏に控えていた者を捉えました」

 「そこまで話してたんだ」

 「いえ、それは何となくですね。2人なら大丈夫だと思いましたし、アッシャムも何となくそれが分かっていそうでしたから二手に分かれました」

 もうそういうの通じるようになっているのね。

 そう話しているとミリロが紅茶のおかわりを入れている。夕食後だけどお茶するしお茶受け有ったほうが良いかなってクッキーを出してある。ミリロとフェンリルが取り合うように食べている。こんなに食べて太らないって羨ましいよ。

 翌朝私達は予定通り出発して進んた。


 街の近くで野営していたが、食料も十分に在るし先を急ごうとその街には寄らずに進んだ。

 気になるようなら帰りに寄ろうとなった。

 昼は森の近くで休憩し、少しだけ狩りをしたいと皆が言ったので、食材はまだ在るから1時間だけと区切って森での狩りを認めた。私は夕飯の仕込みをした。1時間在るし、何か煮込み料理の下準備をしよう。ブル肉が少しだけ残っているからそれを処理するために牛煮込み系のそうだ、ロール煮込みにしよう。

 私は残っていた肉を棒でたたき厚みが均等になるようにして下味を両面に付けたらクルクルと巻き、糸で縛り赤ワインに漬け込んだ。煮込むための鍋に水と出しを取るための材料を放り込み、火加減を見ながら煮出す。そうして料理をしている間に時間通りにジュランとアッシャムに促されて2人も戻ってきた。

 アッシャムのアイテムボクスに獲物を入れて帰ってきたようだ。

 「私は時間経過ありのものなんですが、珠子様のはどうなんでしょうか?」

 「私のは大丈夫だよ。そもそも使い切れない程入れないようにしているしね。今回の成果はどれくらい?」

 「食べられないものは森の中に埋めてきたので、持って帰ってきたのは鳥系とボアがそれぞれ2体づつとピーブーという出会うことが珍しい魔物が居たのでそれを1体狩ってきました」

 アッシャムが成果を教えてくれた。

 「ピーブー?」

 「はい。とっても敵に敏感な魔物なので近づくことが難しい魔物なんですが、運が良かったです。とっても美味しいんですよ。貴族や王族も1年で2〜3度手に入れられればいいほど市場に出ることが少ない魔物です。生息地も知られて居なくて」

 「そうなんだ。高価なの?」

 「いえ、街に住むものなら市場に出れば買えないほどの金額ではないのですが、出回ることが自体が少ないのです」

 「そっか。それは嬉しいな。解体したら料理頑張るね」

 そう言うとアッシャムは嬉しそうにしていた。

 意外と私の味付けを気に入ってくれているようで良かった。旅といえばご飯が楽しみだったりするからね。そこ我慢だと辛いしね。

 そうしてアッシャムから獲物を受け取り片付けを済ませると、野営地に向けて早速出発した。

 皆動き回って疲れていないのかって聞いたら、問題ないとのこと。それより早く進もうと元気いっぱいだった。

 うまく移動出来れば今晩の野営地からファスカル帝国領地に入るだろうとのことだった。

 国境越えだから入るのに審査とか大変じゃないのかって思ったら、ギルドカードで全て済むとのことだった。パスポートより便利だ。ビザ要らずだな。

 アッシャムはハイエルフを偽装するためのギルドカードを持っているとのこと。ハイエルフ刈りが流行した時、世界中のギルドがハイエルフを他種族へスキルを書き換えた物を発行したのだ。本人のギルドカードはそれぞれのギルドのみで使用され、他のギルドでは書き換えられたギルドカードを身分証代わりに示すようにしているそうだ。

 ハイエルフの村でも魔物を狩った時ギルドに売りにいくって話だけど、そんなこと聞いたことなかったな。皆守ったり守られたりしてるんだなと改めて感じる。

 こうして少しづつ互いのことをもっと知っていけたらなと、そんなことを思った。

 この度が終わる頃、アッシャムのことをもっとしれていたら良いのに。アッシャムが私達のことをもっと知っていてくれたら良いのに。そう願わずには居られなかった。

誤字脱字報告宜しくお願いします。

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