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増える思い出。

 翌朝、皆は言っていた通り早く起き「朝ご飯」と大合唱してきた。私は寝ぼけ眼ながら流石に笑ってしまい「はいはい」と返し、支度をして朝ご飯の準備に入った。

 「もう薪も水も用意してくれて在るんだ…」

 「はい、今日は久しぶりの狩りです!」

 そっか、ジュランやミリロは私の魔法訓練に付き合ってくれてたもんね。そりゃ楽しみだよね。

 じゃ、頑張って朝ご飯作りますか!!

 私は昨日のカレーを使って、ドライカレーと朝なのでスープを作ることにした。

 まずお米を炊くところから。

 「ジュラン、悪いけど12〜13分くらいしたら火を強めて欲しいの。お願いできる?」

 「分かりました!お任せ下さい!」

 朝から何やら張り切りまくってるけど、まいっか。

 ご飯の方はジュランに任せて、私はスープの準備に取り掛かる。食べ合わせはどうかと思うけど、野菜もたっぷり取れるポトフ風を作る!

 人参、玉ねぎ、大根も入れちゃえ!後は、じゃがいもにソーセージは手に入らなかったから、豚肉ぽいオーク肉のブロック肉を使うことにした。朝からかなりこってりな感じだけど、皆はこの後狩りに行くし大丈夫でしょう!ブロック肉だけ有って灰汁が出るけど面倒でも分かってて使ったんだからしっかり灰汁取り。

 固形のコンソメの元なんて無いから、こっちで手に入った調味料を駆使する。結構似たような味になる調味料も探せば在るもので、以前訪れたウェザーリアンで手に入れていたものを使った。あの街結構色んな物手に入ったからまた行きたいんだよね。

 味を見つつ、調味料を足して完成!

 「神子様、鍋吹いてますが…」

 そうジュランに言われご飯を炊いていた鍋を見た。勢いよく蒸気が噴き出している。

 「うん、ありがとう!いい感じ。後は弱火にして少ししたら蒸らして出来上がり。そしたら昨日のカレーでご飯炒めるから、それまでスープ先に食べてて」

 私がそういうと嬉しそうにジュランがミリロとフェンリルの分を装い食べ始めた。

 私はご飯が蒸らし終わるのを待ち、カレーと合わせて炒めるドライカレー風を作った。

 「今日は何とか風になっちゃたね…。どう?美味しい?」

 皆私の言葉は無視でガツガツ食べてる。これだけ食べてくれるし、大丈夫だよね・・・・・。

 私もドライカレー風を装い食べ始めた。

 昨日の時点で少しし水分を飛ばしておいたから、普通のカレーでもちょっとドライカレーぽくはなってた。ま、カレーとドライカレーの中間位かな。

 「「「おかわり」」」

 はいはい。沢山食べてもらえて嬉しいよ。

 私は皆におかわりを装い、私もドライカレーを完食した。


 「では行ってくる!成果を期待していてくれ!行くぞ」

 フェンリルのその掛け声でジュランとミリロが後を付いて行く。その後ろから私は「食べられる獲物を優先してね〜!」っと声を掛けて送り出した。

 「さて、私は何作ろっかな~」

 サンドイッチを3人分、ジュランに預けたけどお昼それだけじゃ足らないだろうな。そうなると帰ってきて直ぐにご飯の大合唱になるはず。夕飯の準備をしておいても良いけど、材料が足りるか心許ないので、おやつを作って夕飯迄保たせる!

 アイテムボックスの材料を確認してホットケーキ擬きとフルーツポンチを作ろう!

 先ずはホットケーキの材料を準備してホットケーキから作る!卵の卵白を泡立てるのが大変で魔法で狡出来ないか試してみたけど駄目だったから、普通に頑張って泡立てた。

 こっちでバターは手に入っても、無塩バターだから塩を適量足して、種を焼いていく。少しして生地が膨らみ始めるといい匂い。

 「味見をしたい所だけど我慢我慢!」

 そうしてホットケーキを1人2皿目(1皿3枚計6枚)を焼き2品目のフルーツポンチを作り始めた。

 ストロベリーとピーチはこっちの世界でも同じ物だった。ピーチがピアチェって言うくらいかな。後キュウイに似た味で見た目全然違う物とりんごみかんが手に入ったのでそれらをフルーツ用の深めの皿に盛ってからシロップを注いで出来上がり。大き目の盥の様な入れ物に水と氷を入れフルーツポンチの入った皿を浮かべる。帰って来るまでこうやって冷やしておく。

 皆の好みは分からないけど、私はフルーツは冷たい方が好きだから!

 2品を作り終え暫くすると皆が帰ってきた。

 楽しそうな顔しちゃって…。

 「お帰り!どうだった、成果の程は?」

 そう聞くと、フェンリルが尻尾をブンブンり振りながら自慢げに答えた。

 「われらで狩りをしたのだ。大物が取れたぞ!ブラックドラゴンが狩れたのだ。お主解体魔法が使えたな?!早速解体しろ!!今日はブラックドラゴンの肉が食いたい!!!」

 わぁ〜、まじか…。ジュランとミリロも嬉しそうな顔で私を見てる。変な期待されてるな…。

 「ま〜、やってみるけど上手くいく保証は無いからね。出来なかったら今度通る大きな街で解体してもらうからね!3人ともそれで良い?」

 私がそう尋ねると3人とも力強く頷いた。

 私は渋々例の”痛い言葉”を発する。これ前に失敗して微妙な空気になったよね?!それでもさせるってことは、食べたいんだろうな~と諦める私。

 失敗するなよと心で念じて解体。

 気負ったのは何なのって位呆気なく成功して、ブラックドラゴンの肉は即調理可能な状態に…。

 「あ、でも今日肉団子にするんでしょ?だから昨日色々した準備はしてあるんだけど」

 そういうと3人とも息を合わせて…。

 「「「どっちも食べたい!!!」」」

 だって…。そう来たか〜…。ま、ドラゴン狩りなんて相当疲れただろうし、豪勢に行きますか…。

 そうして私は肉団子とブラックドラゴンのステーキ、今回は調味料の関係で他の物に出来なかったので…その2品を大量に作った。

 料理をしてる間も、食べてる時も3人とも狩りの時の話を喜々としてしてくれた。

 昨日のキャンプみたいな楽しさも、仲間が居る楽しさも私にはあり得ないくらい幸せな思い出だよ!

 3人の話を聞きながらの楽しい夕食時が過ぎていった。

誤字脱字報告よろしくお願いします。

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