カムイの悪友?
今週1話更新がやっとかなと思ってましたが2話目です。日曜日には短くてももう1話更新できると思うので、今週3話更新出来そうです。
よかった〜。
お読み頂いている皆様、本当に見ていただいてありがとうございます。下手くそな文章ですが、少しでも楽しんで頂けてたら嬉しいです。
カムイが森へ帰って3日が経とうとしてた頃、村の入口にただならぬ気配があると手練れの戦士達が武器を持ち警戒に当っていた。私は危ないからと、村の1番奥に在る村長さんの家で大人しくしているように言われた。
皆が入口方向を気にして居るが、入口の蔦が開くことはない。そのため余計に警戒心が増す。敵なら蔦を斬り裂いて入って来ればいい。それもなくただ強い気配だけがずっとしている。
段々と皆ピリピリし始める。
サーディとテンディが入口に近付き様子を伺う。入口の少し脇の所に除き穴位に蔦に隙間を作る。サーディとテンディが交互に外を覗く。
2人は何度も外を覗く。そして2人で見つめ合い首を傾げる。
”?”
その光景に少し離れた場所にいた数人がどうしたのかと尋ねた。
「多分、水神様のお客だと思う」
「水神様の?何故? 今水神様はここには居ない」
槍を持った男性戦士がそう言う。
「水神様は本来森にいらっしゃる。何故この村に訪れると知っている。何者何だ!」
その男性戦士がサーディとテンディに尋ねる。
「フェンリル様だ」
”!?”
皆が驚いた。この世界でフェンリルは神の使いとされている。カムイも神の使いとされているが、カムイは正確には進化すると精霊となり、神とは別物だそうで、神の使いでは無いらしい。その神の使いが何故この小さな村に訪れたのか理由が分からない。
「仕方がない。直接用向きを尋ねるしか無いだろう」
サーディとテンディの結論だった。
村の皆はザワザワとしたが、覚悟を決めてフェンリルを招き入れるべく、結界代わりの蔦を開けた。
「オリファンは居るか? ここから気配がしたと思ったのだが?」
フェンリルは蔦が開き、そこにいた2人に驚きもせず、直ぐさま尋ねた。
サーディとテンディの2人は驚き、直ぐに言葉が出て来ない。
「ん? どうなのだ」
サーディが漸く口を開く。
「オリファンとは、もしや水神様のことでしょうか?」
「ああ、そうだ。ここにおるのだろう? 早く出せ。われも忙しいのだ」
サーディがテンディを見る。テンディが頷く。それに促されサーディが答えた。
「水神様は数日前に森へお帰りになられました。2週間程この村に確かにおりましたが、今は居ません」
フェンリルがその答えに威圧の態度を見せる。
「今現在、オリファンの気配が確かにしておる。嘘を申すな!」
「嘘では御座いません。中に入られ確認下さい」
そのサーディの申し出にフェンリルはフンッと鼻を鳴らし、のそりと村の中へ入ってきた。
村の中央まで来ると首を右へ左へ振りカムイを探す。見当たらなかったので、次に気配を辿り出したようだ。そして村長さんの家の前で止まった。
「やはり居るではないか! これがオリファンの気配でなければ誰だと云うのだ。オリファン居るのは判っている。出て来い!」
フェンリルが家の中にいる者に向かって叫ぶ。しかしカムイは居ないので、オリファンと言うものはいない事しか分からない家の中のものはオロオロしている。私は意を決してこんな時くらい役に立たなきゃと村長さんの家から出た。
「あなたは誰で、オリファンとは誰ですか? この村にオリファンという名のものはおりません」
私は勢いよく扉を開け、そう叫び返す。
そう叫んだ私をフェンリルが見た。次の瞬間…。
「オリファン、お前何故そんな姿をしておるのだ! チンチクリンな形をしおって。さては我を追い返そうとしているのだな。そうはいかんぞ!」
そして私はフェンリルに頭を咽まれた…。正確に言うと、頭を口の中に入れられて、見た目噛まれているような姿になった。
(涎、、、髪べちょべちょ…いや〜〜〜〜!)
フェンリルに左右の耳辺りを噛まれているので顔はそれほど咽まれておらず、それを見ている村の皆と目が合う。…居た堪れない…。皆、引いてるもん、、、。私だってこんな事になるなんて思ってないもん! そもそもオリファンってやつが悪いんだ〜!
「フェンリル様、私の頭飲み込むの止めて下さい。そもそもオリファンって誰なんですか?」
私が必死で、必死でそう訴えたら、フェンリルは私の頭を開放してくれた。
「?お主も変なことを言うようになったものだな。自分の呼び名も忘れたか? はっ!そうか、とうとうボケたか!?」
「誰がボケとるか〜! ボケとんのはお前のほうじゃろが〜!! わりゃオリファンなんて名じゃね―わ―!」
涎が酷かったの…。涎が臭かったの…。私がキレやすい娘とかでは決して無いの…。
・・・・・キレちゃった! テヘペロ。
そうフェンリルに向かって言ったら(キレチャッタラ)、頭から足までクンクン匂いを嗅がれた。その後、鼻で頭や腕や胴体をツンツン押され、終いに地面に転んだ。そしたら…そしたら…コロコロ転がされた、、、。
「私はボールじゃな〜い!! ヤメレ〜〜〜!」
「ファハッハッハッハ〜。お主、暫く合わぬ間に四角四面の様な性格がちと面白くなってるではないか。良いことだ。我は愉快だ、ッハ〜ハッハッハ」
ヌヌヌヌヌ〜と怒りを込めた所で、攻撃魔法は余り練習してないからまだ上手く撃てない。何か仕返ししたいのに・・・。
「私の名は日聖珠子、この世界に召喚された、異世界?の者です。あなたがおっしゃるオリファンでは決して在りません! なので私で遊ぶの止めて下さいっ!!!」
そう訴えた所で転がすのを止め前脚で私を抑える。
「!? なに? 実か? しかしお主から確かにオリファンの気配がする。なればオリファンは今どこにあるのじゃ」
私をまたクンクン嗅ぎそう言った。
「珠子、フェンリル様が言うオリファン様とは、水神様の事だ」
村長さんの家の前まで来ていたテンディが教えてくれた。私はその驚愕の事実にフェンリルを見る目をこれでもかと見開く。
「お主、そんなに目を開くと、目玉が落ちるぞ」
私で遊ばないでと言った後も何が面白いのか、私をベロンベロン舐めたり、首の辺りにフンフン鼻息掛けておちょくったりしているフェンリルが私に向かってそう言った。
”オイコラッ、オマエガソンナコトイウナヤ! ナメンノヤメロー”
言葉に出来ない怒りを心の声にする。するとフェンリルは更に面白がって私を今度は前脚でツンツンし始めた。エスカレートして両脚でハンバーグ形成するみたいに人をお弾きにする。
そんな事態を我慢してフェンリルに尋ねた。
「ふぇ、フェンリルさ、ま、と水か、神様、は、ど、なか、っかい、なの、で、すか」
「ん? 我とあ奴か? もう彼是1000年位の悪友の様なものだな。あ奴は精霊の化身、我は神の使い。似て非なるものだが、妙に馬が合ってな」
WOW、カムイに悪友が居たよ。
この仕返し、カムイにしても良いかな…、良いよね。ッヨシ!決定〜!!
カムイ〜、待ってろよ〜、この臭み〜、晴らさいでおくべきか〜!
フッフッフ。ニッ
カムイ=水神様=オリファン
カムイは沢山の名前を持っていたみたいです。
誤字脱字報告宜しくお願い致します。




