表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
106/178

枝話⑥

へっ!って言うくらい短いです。

今日中にもう1話更新します。(本編です)

よろしくお願いします。

 「な、なにこれ?」

 リビングに響いた声。エレノエラさんの叫び。

 床を這うように何かが部屋中を満たして行く。その得体のしれないものにその場に居た皆が言葉を失った。しばらく沈黙が続く。

 床に倒れた私をジュランが抱きかかえたままそんな時間が流れる。

 「コヤツの魔力だ。魔力暴走が起きているのだろう。これを止めなければコトネは死ぬぞ」

 フェンリルがその床を這うものを私の魔力だと気付き皆に知らせる。

 それを聞き、ジュランがよりきつく私を抱きしめる。耳元で鳴き声で「神子様、神子様」と繰り返している。しかし気を失った私には聞こえない。

 それをミリロが見下ろすように眺めている。顔は顔面蒼白状態。

 アッシャムは玄関から飛び出し何処かへ行こうとしている。

 「アッシャム、何処へ行く」

 「医者を、医者を探してきます」

 「何を寝ぼけた事を言っておる。魔力暴走を医者が治せるわけなかろう。全員の魔力でコヤツの暴走を抑え込むのだ。そうすることで漏れた魔力をもとへ戻す。それが出来ずとも止めることは出来る。早くするぞ」

 フェンリルの声と共にガレと中村くんが私の側へ寄る。ガレはフェンリルにどうすれば良いのか聞き、その通りに実践していく。中村くんは王国では魔力なしと判断されたようだけど、帝国で検査し直したら魔力はこちらの世界の人より多くの魔力があるようだった。しかし、その魔力は通常のものと違い引き出し方にコツがいるようだった。そのため鑑定方法も特殊で身体検査と合わせて検査する。中村くんは光属性の聖魔道士だった。王国で出た聖騎士は中村くんの魔力判定を正しく行わなかった時に出るスキルで、聖騎士としてスキルを磨くと魔力無しとなってしまうようだ。通常は一般的な方法で魔力なしと出れば、光属性の可能性を考慮し光属性用の検査を行うものだが、王国では光属性の検査が行われることは1度たりとも無かった。だから王国で光属性の魔力を保有しているものは皆魔力無しなのだ。私は聖女のスキルを持っているため、中村くんの光属性の聖魔導師とは相性が良かった。そのため中村くんがガレと同じ様に魔力で私の周りに壁を作るように放出すると、私の魔力は次第に体外へ出ていくことはなくなり、魔力暴走も収まってきた。次第に体は安定し、エレノエラさんに促されてアッシャムがジュランに変わって私をお姫様だっこでベッドまで運んでくれた。

 そこで漸くショックから立ち直ったのかミリロが号泣し始め、ジュランは私の手を握りながら何やら呪文を唱え、アッシャムは部屋中をウロウロし、まさにカオスだった・・・・・らしい。これは後になって中村くんが笑いながら教えてくれたことだった。

 「日聖、愛されてんだな」って言ってくれたけど、チョー恥ずかしかったよ。

 でも、そう。私皆に愛されてたんだ。言葉にされると照れくさいし、恥ずかしいね。

 そんな状況から私が目を覚ましたのは3日も経った昼過ぎだった。

誤字脱字報告宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ