5 ギブミ―、ミルク!
ああ生きているって素晴らしい
産まれて1週間なのに人生の素晴らしさを知ったよ
ただ粉ミルクにありつけただけなんだけどね
いえね、ママのおっぱいの出が悪かったんだよ
だったらミルクでいいじゃんとおもうじゃん
ところがママはミルクを拒否していたんだよ
「そんなのは飲ませられない」
だってさ
いや
「だったらおっぱいを下さい」
と言いたい
おっぱいを十分にくれないというのに
出が悪いから死なないために必死に吸っていると「痛い!」と怒鳴るのに
だったらミルクでいいじゃんと思うんだけどなぜだか拒絶するんだ
一体何を考えているのかと言いたい
いやあかちゃんなんで言えないけどさ
まあ後で判ったことなんだけどママのママ、つまりお祖母ちゃんが元凶だったらしい
なんでも近所の人から
「粉ミルクは良くない」
と聞いたそうだ
それをママに伝えたところ今回の一件になったということらしい
一体粉ミルクの何が悪いというのだろう?
普通に使われてスクスク育っている子供がいるというのに
何か知らないけど人から聞いたら無条件で信じるお祖母ちゃん
それを娘に伝えるお祖母ちゃん
それを聞いてなんの根拠もなく信じるママ
・・・おかげで死にそうになったよ
いきなり人生ハードモード
どうやらこの世の中に神様はいないらしい
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成長するに従い文章が長くなっています
誰も気が付かないと思うので自分で言ってみました