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42 幼稚園に入ったよ

「こんにちわ~」


幼稚園の先生が笑顔で挨拶をしていた


・・・普通のことをしているだけのはずなのに思わず惚れてしまいそうだったね





やあ佐藤優だよ


今日から幼稚園児になったよ





・・・ママが朝から「大変だ、大変だ、大変だ!」と騒ぎながらスーツに着替えていなければ幸せだったんだけどね


神様、失敗作の始末くらいしておこうよ





いえね、今日は朝から本当に大変だったんだよ


大体ママは朝ごはんを作るだけでひと騒動するんだよ


パパが会社に行くために家を出るのが7:30


朝食ができるのが7:30


・・・仕事を舐めているよね




そのくせ自分は常日頃から


「わたしはきちんと就職して働いた経験がある立派な人間(意訳)」


と偉そうに語っているんだ




親戚のおばちゃんだとか、自分の両親だとかに




そりゃそうだ


日常生活ほんとうのままを知らない人間なら騙せるものね





・・・簡単に騙される方も騙される方だと言いたい


子供の頃から知っているのに本性が判らないって大人としてどうなんだと言いたい



絶対こんな馬鹿な大人にならない、と心に誓ったね





とまあお約束のぼくの周りの人間批判はさておいて





朝ごはんを作るのに手間取って


ボクの幼稚園服へのお着替えを監視したり(もちろん手伝ったりしなくて罵詈雑言を言うだけ)


幼稚園の入園式のためにスーツに着替えるだけで大騒動して


というすったもんだがあったけどそれはさておこう


真面目に書いたら読み終わるのが明日の朝になるからね







ようやく幼稚園に通えるようになった


・・・一日のうち数時間でもあの家に居なくてよい、いやママの顔を見なくて良いかと思うと笑顔になるよね





そして出会った幼稚園の先生はまともだった



ドキューン


ボクの幼いハートが打ち抜かれた




・・・ボクはけっこうチョロかった

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