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26 冷凍食品(笑)

「上手く出来たっ!」


なにやら聞こえてきたがパパのお手柄だということをあかちゃんは知っている




やあ佐藤優だよ


離乳食は薄味なのでちょっと物足りないと思うよ?




あれ?


なぜ離乳食が食べられるんだ?


と思う貴方は正しい




とろくて


手際が悪くて


飯マズなママがまともに離乳食を作れるはずがないからね




ひとえにすべてパパのおかげ




いえねパパが土曜のお休みに離乳食を作ってくれたんだよ


ちょっと大目に


大事なことなので二度言う


ちょっと大目だ


大体ニ食分だね


昼と夜






お昼に作りました


ちょっと大目でした


だから冷蔵庫に入れて夜に食べよう




そして徐々にニ食分が三食に


三食が四食にと増えていった




なんでそんな手間をかけたかというとママが作り置きを許さないから


「うちの母親おばあちゃん作置そんなのきはしていなかった」




・・・言っておくがおばあちゃんもママと同じようなものだよ?


手よりも口の方が回るという人種




・・・死ねばいいのに




言っておくが僕はそんな負の連鎖には入らないからね


おばあちゃんからママへは馬鹿が引き継がれた


だがママから僕には引き継がれないよ


・・・いやあそこまで愚かなのは真似しようとしても出来ならからね




それはさておいて


反面教師というやつだね


あれほどの馬鹿を目の前で見せられたんだ


真似しませんって






・・・真似するどころかしっかり継承しているママ


神様、絶対に人間を作る時手を抜いたよね





話を戻そう



パパの戦略は無事に成功した


土日にパパが離乳食を大量に作って小分けして冷蔵庫に入れました、という訳だ




レンジで解凍チンすればあら不思議


離乳食の出来上がり


そしてママはさも自分が作ったように偉そうにしている



・・・死ねばいいのに


心の底から思ったね






あれだけボロクソに言っておきながらあっさり意見を変える


もうなにもするな!、と言いたい


いやどこか人の居ない所に行って勝手に馬鹿やっていろ、かな?






こんなのに育てられてまともな人間に育つ訳が無い


だから自己責任で頑張らないといけない


わずか0歳児で自立しなければならない僕


産まれた時から人生ハードモード




・・・どうやらこの世界に神様はいないらしい

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