第六話
第四話が間違いなく文字化けしていることに気がついてうれしくなりました。いやぁ、生まれて初めて文字化けというものを視ました。三回ぐらい見間違いではないかと確認しましたが物凄い数になっていてもう、感動物でした………。気がついてみたら第六話まで言っており、これからさきの事を期待してくれている読者様がいればなぁと思っています。感想とか評価がありましたらぜひ、よろしくお願いします。
そいつは当主になりたいといっていた。
私は当主になるためにがんばってるといった。
僕はなぜ自分がここまでがんばったのか知らない。
―――――――
「うぅん、風邪っさか……」
「そうです、何か知恵とかありますか?」
「まかせるっさ!」
さすが龍!龍のことは知っているとばかりに彼女はすぐに行動を起こしてくれた。
実力行使で。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「え!?」
緋奈さんを中心にして温度が急上昇しているのが手に取るように、肌が熱風を感じるためにわかった。彼女の足元には陽炎が出現し、それまで覆っていた氷があっさりと解けていき彼女は氷のなくなった床に降り立つ、だが、それでも満足し切れなかったのかごぽっという音がして、床がさらに解け始めていた。
この部屋全てに熱風がいきわたり、それまで僕らに牙をむいていたはずの氷柱なんかあっさりと溶けて僕の頭上に落ちてきた、固形じゃなくて液状で。
「あつぅっ!?」
それはすでに沸騰したお湯だ、氷柱とか冷たい何かじゃない。一般人にかかっていたら確実にやけどしていた代物である。というか、それ以前にここに人間が居たらあっさりと蒸発してしまう……もちろん僕もいずれそうなってしまうだろう。そうする前にどうにかしなければならない。
「ちょ、ちょっと緋奈さ……」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
どうやら聞こえていないようだ……しかも、口をあけるだけで熱波が口に入り込んできて肺を焦がそうとしている。
もはや、ここに居ては命がなくなってしまうことがわかった。僕は急いで地上へとつながる階段へと逃げ込み、それを一気に駆け上がった。行きは大変だったが今では普通の階段になっていたことにほっとする………もしも上れずに滑ってまたあの地下に行くようなことがあったら笑うに笑えない。しかも、熱気が後ろからついてきているのがよぉく、わかる。
何とか地上へと戻ってきて気がついたのだが、どうやらまだここらに熱気は襲って来ていないようだ。だが、油断はできない……階段付近の氷は解けて温泉よろしく湯気を出している。効能はなんだろうか?
とすっ、べちゃ。
「え?」
馬鹿なことを考えていたがそんな音がして近くを見てみる。
するとそこには鋭利な氷柱が刺さっていた……と思ったら一瞬にして溶けた。これまでは振動か何かで落ちてきたであろう氷柱はいまでは熱波の影響で解けているために落ちて来ているのだろうか?気がつけば氷が解け始めており、足元は水浸し状態。もはや一刻の猶予もなくなってしまったようで急いでこの家から退避しなければならないようだ。
もと来た道を逃げる途中、氷付けのおっさんが消えていることに気がついたが、もはやこまねちの氷像などどうでもいいことだ。今は自分のわが身がかわいいのである。
必死の思いで扉の前まで来るとあのおっさんが体当たりしていた。こちらに気づいてこういった。
「おお、誰かは知らないがここを突破するのに手を貸してくれ!よくわからんが出られないのだ」
分厚すぎる氷の壁が僕らを阻んでいる。僕も急いでけりを食らわせてみたりした。躊躇している暇がないのは暑い日、アスファルトに打ち水をして景色がゆがんで見える現象がすぐそばまで近づいているからだ………あっさりと水は蒸発していて床はばきばきという音をたてている。
「……暑い……」
熱波がそこまで着ており急激に気温が上昇。おっさんは額から汗を流している。氷も徐々に解け始めているのだが全て解け終えるころにはきっと僕らが解け終わっているころに違いない。
となりでおっさんが倒れ付した。
「ああ、雪子、雪子、お父さんは今帰ってきたぞ」
しかも走馬灯を見始めたらしい……どうやらタイムリミットが近づいているようだ……しかし、万事休すと思っていたら暑さが下がり始めていた。
「……え?」
「……ふぅ……」
おっさんはそのまま気絶。生きていることを確認して緋奈さんを確認しに行くことにした。




