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そして結び目は解れ行く

 獲らぬ狸の皮算用。


 コフランさんが挟んだ言葉はまさにそれだった。


 自分とシヨルラさんが、すったもんだの押し問答を繰り広げる横から、


「そういう事はちゃんと納品が済んでからにしては如何ですか?」


 けだし名言だった。



 そぉですよねっ 皆さんのお目利きを疑う訳ではないけれど、ひょっとしたら売れずにゴミになる物もあるかもだし! そんなの押し付けちゃったら申し訳無い!


 あと、あんまり皆さんをお待たせするのもアレだし!



 と、言う訳で言葉は止み、シヨルラさんは少し難しそうな表情を浮かべた‥‥‥ そんなに遠慮しなくてもいいのに。ホント律儀なんだから~


 しかしこちらも下がらない! こんな自分を人間扱いしてくれたシヨルラさんが、そんな辛い思いをされているなんてやり切れません!!!



 そんなこんなで再び歩みは始まり‥‥出したと思ったら割とすぐ、一気に空気が変わった。


 そりゃあもう明確に暖かい。そして新鮮な美味しい空気の香りが鼻に押し寄せた。


 思わず胸いっぱいに吸い込むと、そこにはほんのりと新緑の風味が‥‥‥



 外は、夏なのかなぁ

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