その肌面にうつる波風に
‥‥‥‥‥‥‥
‥‥‥‥‥
‥‥‥
「‥‥‥え~~と‥‥ オシャレですか?」
「‥‥!」
「あっ‥‥!!」
「バカモン!!!」
‥シヨルラさんは口元をギュッと結び、面持ち暗く視線を下げた‥‥‥
‥‥‥あぁ~~‥反応から察するに、よからぬモンなんだねコレ‥‥
まぁなんとなくそうは思ってたけど‥‥ だって焼きゴテに顔料擦り付けて押し付けたって感じに見えるし‥‥‥
‥‥‥まったく家畜じゃあるまいに‥‥‥
「‥‥‥あの~~‥‥よかったら、コレ消しましょうか‥‥?」
「は!?」
「‥‥そんな!」
「ちょっと待て!!!」
‥‥シヨルラさんの体がビクリとし、それから方の方々がなんかざわめき出した‥‥‥ いや、大丈夫ですよ~、要は色素の沈着と火傷の跡の治療でしょ?
‥‥‥と思ってたのが甘かった‥‥‥ 治療を前に、肩にメディカルチェックの魔法を掛けた、その途端、シヨルラさんの肌が一気に粟立った‥‥‥
「すいません!!大丈夫ですか!!?」
「‥‥大‥‥‥大丈夫‥‥‥」
いや、大丈夫じゃないですよね絶対‥‥‥ お顔に脂汗が浮かんでらっしゃるし‥‥‥ ホントすいません‥‥‥
どうも魔法を掛けられた事に反応して神経に作用し、強烈な不快感か何かを与えたっぽい、この刺青‥‥いや焼き印‥‥
‥‥‥コレ考えた奴、そ~~と~~性格悪いんだろうなぁ~~‥‥‥
‥‥‥まぁでも‥‥なんとかなりそうかな? コレなら。