表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/85

一根不浄

 さて、大きな盾の人をお運びした後、自分は再び対岸まで戻って来ました。ちょいと気になる事があったもんで‥‥



 「ギネッタさん!次は僕もお願いします!!」


 おっと戻るなり、マクファーソンさんが凄い勢いで‥‥ 流石は好奇心の人。


 いやまぁ後でお運び致しますけどねっ でもその前に‥‥‥



「シヨルラさん、よかったらどうぞお連れ致しますっ」


 この谷を前にした時に、シヨルラさんの表情に陰が差した様に見えたもんで‥‥‥



「‥!!‥‥‥ ううん‥‥大丈夫‥‥ いい‥‥‥」



 うん、案の定シヨルラさんはご遠慮なされた。


 でも流石に今回は命に関わる事ですから、絶対におせっかい焼かせていただきます。

 滑落なんてなされたら洒落になりません!!



 ‥‥とは言ったものの‥‥‥ 流石におんぶはダメだよなぁ‥‥


 背中に抱きついていただくってかたちは‥‥ねぇ‥‥‥ なんかセクハラの匂いがそこはかとなく‥‥‥




 と、言う訳で



「‥!‥‥」



 左手で膝裏をスッとすくいまして、右手で背中を支えました。 前世で言うところのお姫様抱っこ。



 ヨシッ、これならそれほど女性の恥じらいに触れないでしょっ!



 ‥‥たぶん‥‥


 ‥‥恐らく‥‥‥


 ‥‥そうであって‥‥欲しいなぁ‥‥‥



 ‥‥なんて感じで心に武装を築いていた時に‥‥ 予想だにしないことが起こった!!!



 シヨルラさんが自分の右腕に!!! しっかと抱きついていらっしゃった!!!!



 か細いお腕が!! フニフニほっぺが!!! 慎ましやかなお胸の感触が!!!! 右腕に~~!!!!!




 落ち着け自分!!平常心!!!!


 六根清浄!!しきそくぜ~く~~!!!!ハンニャ~~ハ~ラ~ミ~ダ~~~!!!!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ