何分こういう状況に慣れていないもので‥‥
まぁ‥薄々‥‥その内こうなるんじゃないかっては思ってたけど‥‥
まさかお詫びの言葉でそうなるとは思わなかった‥‥
目の前で、さめざめと涙を流すシスターさん‥‥ という訳で
「あ~じゃちょっと水浴びして来ます!!」
空気を読んでこの場を離れた‥‥
‥‥と言うかまぁ‥‥トンズラですわな‥‥
自分のせいで女性に泣かれるというのはキッツい!!
そしていたたまれない!! 近くに居るのが!!!
とにかく時間をおきましょう!! 落ち着いてくれるのを願って!!!
‥‥‥‥
「‥なんか悪いことしちゃいましたねぇ‥‥」
血みどろの腕をジャブジャブ洗いながら、何とはなしに口をついた。
ちなみに今回の監視役‥‥じゃなかった、護衛は、大きな盾の人とコフランさん。
「‥悪いこと‥‥は‥してないと思いますよ?あまり気に病むこともないかと‥‥」
「いや~‥気にしちゃいますよ‥」
「悪いのは風体だけだろうて」
「ちょっと何を
「まぁ~~確かにこの形は女性にはキッツいでしょうからねぇ~~‥‥‥ そう考えるとシヨルラさん凄いですね‥‥」
「まぁ‥それは‥‥」
「あの嬢ちゃんは修羅場潜ってるだろうからのぉ‥‥」
‥‥‥ん?‥‥
あっ、いや深くは聞くまい‥‥ いらん詮索はシヨルラさんに失礼だ。
さて、解いた腰布を手拭い代わりに、どつかれた背中もゴシゴシ。 ダニ貰ってるとヤなので‥‥
そしてまた腰布をフ~と乾かし、パレオみたいに巻いて、
「お待たせしました~」
「おぉ。じゃ‥‥ゆっくり戻るか‥‥」
「ですねぇ‥‥」
‥‥泣き止んでくれてるといいなぁ‥‥