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ベヒーモスは人のために力を振るう

 ザシン! ザシン!


 足音を響かせて、マクファーソンさんを追い抜き、待っていた皆さんの向こうに、何かが見えた‥‥ あっ、なんだイノシシか。


 こちらの足音に気付いたのか、シヨルラさんがこちらを振り向いた。

 そしてお顔に柔らかい色が浮かんだ‥‥うわぁ‥女性にそんな顔されるって、凄い嬉しいんだなぁ‥‥


 そして、続いて振り向いたシスターさんの表情は‥‥絶望の色が五倍くらいになった‥‥ 何もそこまで怖がらんでも‥‥



 ‥‥いやまあ怖いか。前門のイノシシ後門のベヒーモスだもんなぁ‥‥


 ついでにイノシシがミニバンくらいのサイズだし‥‥



「くそ!!!スターグレーが何でこんな所に!!?」


 スターグレー?‥あぁ、灰色の毛並みに白い星、この辺じゃ見ない柄とサイズか。


 皆さんの右をすり抜け、すいませんお待たせしましたと言おうとした刹那‥‥ ミニバンイノシシが痺れを切らしたのか突っ込んできた。


 そこで自分は足を止め‥大きく息を吸い込み‥‥



 ‥‥なるべく力の範囲を細く絞り‥‥ 遠くまで届くように高い音で‥‥


「フォーーーーーーゥ!!!!」



 まるで前世のハードな芸人さんみたいな声で、インパクトボイスをぶっ放した。


 進むに従って広がるけど、それでもサッカーボールくらいかな?‥‥

 その衝撃が、見事鼻っ面にクリーンヒット!!


 でっかい図体が吹っ飛んで転がり‥‥そして横たわってピクピクしてる‥‥ よしっ力加減もいい感じ!


 全力だったら一発ミンチなもんで‥‥


 こういうのもお金になるかな? なったらそれを塩の元手にしてもらって、オリハルコンとミスリル銀は丸々シヨルラさんに貰ってもらおっと。



「‥‥や‥やったか‥‥?」


 合流した大きな盾の人がおっしゃった。


 うん、まぁ‥‥やったっちゃあ、やったけど‥‥ でもアイツらって‥‥


「待て!! まだ!!!」


 群れるんだよねぇ~~~‥‥‥

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