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言葉は踊る

 あんまり傷口をお目に晒すのもお見苦しいので、スッと手をかざしてサッと魔法で治すと


「ベヒーモスはそのようなことも出来るのですか‥‥」


 ミステリアスさんが話しかけてきた。


「ん?‥いやぁどうなんでしょ?何分こういうことしたらベヒーモスらしくないって父親にぶっ飛ばされてたくらいですから、周りが使えるのかどうか‥‥」


「‥え‥それだけで暴力を?‥」


「ねぇ。ホントひどいとこに生まれ変わっちゃいましたよ」


「ふ‥ふざけるな!!何が生まれ変わりだ!!!そんなことある訳ないだろ!!!だいたい命は神の蒔いた種から生まれいずるって教会も言ってるだろ!!なあ!シスター!!!」


 だからシスターさんに振るのはやめたげましょうよ!もう今にも泣きそうでなんですよ!!



 でも参ったなぁ~~‥そっかぁ~宗教観のことはスッポリ抜けてた‥‥‥



「‥‥それの真偽はともかくとして‥悪意があるとは思わないが」


 んっ?また新しい人が話しに加わってきた。あぁ、さっきの灰色の人だ


「先程は有難う御座いました。わたくしはコフランと申します。」


「えっ?あっ、あぁ~ これはどうもご丁寧に。ギネッタって言います」


 えっ?いきなり何ぞ?



「ぁっ‥私はシヨルラ‥‥」


「あっ、はぃ‥よろしくお願いします」


「‥‥‥ぅん‥‥」


 なんか解んないけど弓の子まで名乗ってくれた。



「‥な‥何をたわけたことを!!コイツはモンスターだぞ!!!人間の敵だろうが!!!適当なことを言うなトンズラ魔導師が!!!」


「‥‥ほう‥‥‥それは時空魔導士、全体への侮辱と捉えても?‥‥」


「っ!‥‥‥ぐ‥‥」



 ‥‥なんっか怖ぇ~~~‥‥



「まあこれを見てくれ‥さっき逃げているとき、俺が踏んだトラップの矢だ。左右どちらから飛んで来るのか分からないのに、駆けつけて弾いてくれたんだよ。怪我をするリスクを顧みずに、始めて会った者を庇ったんだ。悪意があると思えるか?」


「はあ!?そんなの俺達を騙そうとしてわざと」

「お前ならそうするのか?ケガのリスクを押してまで。」


「‥うん‥この人‥‥悪い人じゃないと思う‥‥」



 えっ?‥‥弓の子‥‥いや、かた‥‥人扱いしてくれた?‥‥‥うわぁ何だろ‥‥すごい嬉しい

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