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異世界の現実  作者: ワタワタ777
1/9

日常

初めての投稿です。感想欲しいです。

この世界では、さまざまな人種や民族がいた。

人魚とか、巨人とか、いわゆるファンタジー世界の生物もいた。

魔法使いや僧侶という役職になって、魔法を使うこともできる。

時代背景としては中世の国が多かった。馬を使ったり、井戸を使ったり…。

ファンタジーと言ったら、なんだか明るい物語を連想してしまうのは自分だけだろうか。

でも、よく考えたらファンタジーの世界にもいろんな人がいる。よく考えなくてもわかることだ。

本題に入ろう。

この物語は、レノス国という国にいる、一人の兵士の物語。


『おーい、ジフ、交代の時間だぞー。』


『おう、それじゃあ、お疲れ。』


『おう』


彼の名前はジフ。レノス国の兵士を務めている。今年で24歳。兵士の訓練所では、185センチという高めの身長の割に、素早い動きで剣を振るい、相手の意表をつくことができることで、全体の中でもかなりいい成績を残していた。確か訓練所の兵士の中でもトップ10に入ってた気がする。

そんなわけで若い兵士なのに、国の門の見張りという仕事を与えてもらっている。


ジフはトコトコと歩いて帰宅している。その間にも、いろんな人に『お疲れー』とか、声をかけてもらっていた。国同士が争っていて、他国に負けれないこの世界では、『強い人』の価値はとても高い。

言うなれば、強くなり、戦争や闘いで活躍することこそが一番名誉あることだ。

その点、兵士というのは子供達にとっては一つの憧れだった。

その中でも、ジフは若く、成績優秀のため、かなり人気があった。子供に声をかけられカッコいいとか言われることもある。女性からプレゼントをもらったこともある。そんな彼は『期待の新人』と呼ばれていた。


『ただいまー。』

『おかえりー、ジフ。今日も平和だったかい?』

『そりゃぁね。そんな簡単に攻められないよ。ここ、王都だよ?』


ジフの実家は酒場を経営していた。夜になると賑やかになる。ジフは朝から夕方の前くらいまで、見張りをする勤務をしている。そのため、1日のうち、半分くらいは暇がある。寝る時間を考えれば、自由な時間は8時間もある。


『じゃあ、母さん、行ってくるね。』

『はい、怪我しないでね。』

『大丈夫だよ。』


彼が仕事の後に向かった場所。そこは訓練所だった。期待の新人といえどやはりまだ兵士としては平均くらい。真面目な彼は自主的に、2.3時間ほど訓練をするのだ。本来なら24歳の兵士は、まだ未熟なため一日中訓練だが、トップクラスの新人、他の国や獣と戦っても大丈夫だろうと思われた新人は、王都の見張りを任されるのだ。王都の見張りと聞くとなんだか雑用のように思われるかもしれないが、見張りがミスをしてしまったら王都にいる国民、さらには王様にも危機が及ぶかもしれない、かなり重要な役職なのだ。年収を日本円にするなら大体700万くらいでる。

『こんちはー!今日もよろしくお願いします!』

『おお、来たか。毎日ご苦労だな。』

『いえいえ、せめて教官であるあなたを倒せるようにならないと!!』

『はっはっはっ!言うじゃないか。まぁ、まずは体をあっためてこい。』

『了解です!』


この訓練所にいる教官、ガナデさんは、昔、兵長の中でも一番強かった。戦争では一人で15人倒す戦いもあったそうだ。ちなみに、兵士全員の中でも指揮能力と強さがずば抜けていれば、兵長になれる。そして、兵長の中でも一番強ければ、国の兵士全員のリーダーである軍隊長になれる。


ジフが木の剣で素振りをしていると、一人の男性が声をかけてきた。彼はノツァ。ジフの同級生で、今はまだ訓練兵だ。


『期待の新人はやることが違うよなー。仕事の後に訓練に来るなんてさー。』

『いやぁ……俺なんてまだまだだよ。この前きてくれた軍隊長見ただろ?20人くらい相手にしても全然強かったろ?』

『いや、あれはもう生まれつきの才能が違うんだよ! あれには敵わないわー。今日も教官と対決するの?』

『ああ、今日もしごいてもらうさ。』

『いいなぁー。俺なんかまだ実践、始めたばかりだぜ?本当に羨ましいよ……。それより聞いたか?最近、ジヴニークの軍が…』

『コラァァァ! そこ!! 無駄話をするなぁぁぁ!!』

教官の怒号が飛んでくる。

『やべっ!! じゃあ、訓練終わったらお前の家の酒場に寄ってくから!その時な!!』


(ジヴニーク…最近、現れた盗賊たちのリーダーの名前。盗賊ではあるが、その強さは軍隊が相手にしても、甚大な被害を出すほどの強さを誇るらしい。そんなジヴニークがどうしたのだろう?)

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