転の章 登場人物ほか
転の章 「強硬派と和睦派(第25~36話)」
南北朝の和睦を模索する正儀は動乱の中で苦悩する。そんな中、正儀がとった驚くべき行動とは。
目 次(主人公、楠木正儀が30~44歳の物語)
第25話 樟葉道心
第26話 立選り居選り
第27話 正儀と道誉
第28話 湊川の送り火
第29話 敗鏡尼
第30話 南北和議
第31話 帝と将軍
第32話 新帝
第33話 楠木の跡目
第34話 正儀上洛
第35話 二つの楠木
第36話 天野行宮
登場人物(歳は正平十四年(1359年)時の数え歳)
楠木正儀 30歳……主人公、楠木正成の三男、河内守
篠塚徳子 29歳……楠木正儀の妻、伊賀局
持国丸 5歳……楠木正儀と篠塚徳子の子、後の楠木正勝
敗鏡尼 56歳……南江久子、楠木正成の妻で正儀の母
多聞丸 13歳……楠木正行の嫡男、元服して楠木正綱
楠木正澄 25歳……正儀の異母弟、朝成から改名
楠木正近 26歳……正儀の従弟、楠木正季の子。
藤若丸 8歳……正儀の家臣、篠崎久親の嫡男
菊 12歳……篠崎久親の娘、藤若丸の姉
熊王丸 8歳……赤松光範の家臣、宇野六郎の嫡男
正寿丸 4歳……正儀の近臣、津田武信の嫡男
河野辺正友 30歳……正儀の家臣、通名は又次郎
津田武信 29歳……正儀の家臣、通名は当麻
菱江忠元 28歳……正儀の家臣、通名は弥太郎
津熊義行 28歳……楠木の郎党、通名は三郎
恩地満信 22歳……楠木家家臣、恩地満一の次男、三代目左近
神宮寺正廣27歳……楠木家家臣、神宮寺正房の嫡男、通名は彦太郎
清 59歳……敗鏡尼(南江久子)の侍女
妙 28歳……篠塚徳子の侍女
和田正武 39歳……楠木正成の甥(姉の子)、正儀の従兄
橋本正高 38歳……楠木一門、橋本正員の嫡男
美木多助氏 32歳……楠木党の与力、和泉国の豪族
服部成次 27歳……通称は聞世、正儀の従弟で家臣
観世大夫 27歳……実名は服部清次、聞世の双子の兄
後村上天皇 32歳……後醍醐天皇の後を継ぐ南朝の天皇
阿野勝子 27歳……後村上天皇の女御、阿野実為の姪
寛成親王 17歳……後村上天皇の第一皇子、母は北畠顕子
熙成親王 10歳……後村上天皇の第二皇子、母は阿野勝子
二条教基 38歳……二条師基の嫡男、南朝の関白
北畠顕能 34歳……北畠親房の三男、南朝の権中納言
四条隆俊 38歳……四条隆資の三男、南朝の権大納言
葉室光資 29歳……南朝の右大弁、中納言
阿野実為 39歳……南朝の中納言、阿野廉子の甥
六条時熙 24歳……南朝の参議
授翁宗弼 64歳……出家した万里小路藤房の法名
二条良基 40歳……二条教基の従兄で北朝の関白
足利義詮 30歳……足利尊氏の後を継ぐ室町幕府の征夷大将軍
春王丸 2歳……足利義詮の嫡男、後の足利義満
足利直冬 33歳……足利直義の嫡養子、実は足利尊氏の子
山名時氏 56歳……幕府の有力大名、山陰の梟雄
赤松則祐 46歳……幕府の有力大名、赤松円心の三男
赤松光範 40歳……幕府方の摂津守護、赤松則祐の甥
畠山国清 40歳……幕府の有力大名、幕府方の河内・和泉守護
細川清氏 33歳……足利将軍家の執事
細川頼之 32歳……細川清氏の従弟、後の室町幕府の管領
細川頼元 17歳……細川頼之の弟で、かつ嫡養子
京極道誉 54歳……諱は高氏、幕府の重鎮、婆娑羅大名




