表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界で一番君が嫌い  作者: びゅー
2章 学問
49/116

2章-06 会話

廊下を歩く途中で、俺たちはそれぞれの適当な自己紹介をした。

その間、こいつはといえば、ずっとケセラさんの後ろに隠れてやがる。

ケセラ「パギーは人見知りが激しすぎるのです。めったにこんな所に人など来ませんので」

ナオヤ「さっき思いっきり接近されたんですけど。

人見知りのひの字も知らないような気がするんですけど」

ケセラ「近くまで行かないと、真実は絶対に見えない、そのためなら、例えどんな恐怖が待ち構えていようとも、近づいて真実を見よ」

ケセラ「これがだんな様のお言葉です」

サヤ「…ふーん、観察のためなら平気、ってことですか」

ケセラ「まあ、そういうことです」

パギー「私、人見知り激しくないもん」

なんか必死に否定してる奴がいた。

ケセラ「はいはい、そうよねそうよね」

なんとも、手馴れているという感じだった。

ナオヤ「…いやあまさか、竹馬で出迎えられるとは思わなかった。

見事ですよ。

でもなんで竹馬なんか?」

ケセラ「お嬢様はなんでもやりたがる人でしてね。この間ノルン様に仕入れてきてもらった竹馬を気に入っちゃったんです」

ナオヤ「あいつかよ。しかも何で竹馬なんか仕入れてくるんじゃ」

サヤ「…で、でも、なんで家の中なんですか?」

ケセラ「外は転んだりしたら危ないでしょう?」

ナオヤ「ワニやくまが徘徊する家の中で竹馬を乗り回すほうがよっぽど危ないと思うが」

ケセラ「あ、そろそろ食堂に着きましたよ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ