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1章-04 旅道中①
急ぎながらも、勇者に連絡を入れる。
ああ、あいつは、キャットフードの王に取り入って、
ロールスロイスの発展を試みようとしている、
正直厄介な男だ。
なに、脅迫罪に、窃盗罪?
うーん、相手が一国の主だけに、少々のことで勇者が手を出せば
それで戦争になる可能性が否定できない。
それだけに、私としても、うかつには動けん」
サヤが横やりを入れるが、事実なので無視。
おまえって言葉のボキャブラリーに乏しいよな」
「そもそも泥棒ってのは誰にも気づかれずに侵入するのが基本だろ?
それをあんな目立つところから、しかもわざわざ「怪盗アヌビス参上」。
捕まえてくださいって言ってるようなもんだぞ?
怪盗の考えることはわからない」
「はあ…どうせ俺たちを手伝うと見せかけて途中で逃げ出すと言う腹だろ」
「まあそういうな。逃げるのはいつでもできる。だからもうちょっとお前についてかしてもらうよ」
じゃあ今度ははっきり言う。泥棒と一緒に歩くのは迷惑だ。帰れ」
ついてくるってんならそれでもいいじゃない、ね、最低」
{あいにくこっちの狙いは横取りだからな。ここで帰るわけにも行かない}




