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世界で一番君が嫌い  作者: びゅー
5章 金
120/120

5章-21 間

クジラは犠牲を払わないと、存在できない。

誰か一人とクジラ、どちらを選ぶか。

決めるまでもない。それは誰か一人を犠牲にするということだ。

誰か一人を殺して、生き残るクジラが僕は嫌いだった。

そんなクジラ、ぐちゃぐちゃになってしまえと、僕は思うようになっていた。

そうなった所で、自分が悪になるだけだ。

悪魔だろうと、魔王だろうと、死神だろうと、呼び名はなんでもいい。

最低には、その役割がふさわしい。

自分は、そう思うようになっていた。

そして、その最低が行き着く先は、きっと。

自分でも、なんとなく気づいていた。

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