5章-18 金
…
ナオヤ「…ここは…」
パギー「…病院」
ナオヤ「…そうか…」
アヌビス「結構やけどしてるってよ。でも、すぐに治るそうだ」
ナオヤ「…今、いつだ」
パギー「あれからまだ2時間も経ってないよ」
サヤ「…」
レック「…ほら、サヤ、ナオヤが起きたぞ」
サヤ「…うん」
レック「…何か言いたいことがあるんじゃなかったのか」
サヤ「…うん。
…ナオヤ…
言うことがいっぱいありすぎて、困るんだけど…
ありがとう…それと…」
サヤ「…ごめんなさあああああああい!!」
ナオヤ「謝られても、その、なんだ、困る」
サヤ「えぐっ…だって、…だってぇ…」
ナオヤ「…俺も助けられたわけだし、お互い様だ」
サヤ「…」
ナオヤ「…」
サヤ「…こんなこと、また言い出すのは、みっともないけど、
…けど…わたし…やっぱり、ナオヤについていきたい」
ナオヤ「…おいおい、母親と金とは、いいのかよ」
サヤ「…うん。…今更お母さんって言われても何も感じないし…
それに…お金は…結局、いざという時には何一つ助けてくれなかった」
ナオヤ「…俺だってもう借りは返したんだからな。次は見捨てるぞ」
サヤ「…それでも…いい」
ナオヤ「…そうか。…勝手にしろ」
パギー「…よかった…ね」
アヌビス「…やれやれ」
パディール「サヤちゃん!無事かい!?」
アヌビス「…今更のこのこ現れて、無事か、はねえだろ」
パディール「…僕が側にいてあげたら、こんなことにはならなかったのに…」
…。
パギー「…自分だけ先に逃げた分際で何言ってるのよ」
アヌビス「…口だけ男め」
ナオヤ「愛なんてものはまず自分ありきでいえる言葉だったよな」
パディール「あれは、特別な時だったから仕方なく、そう言ったまでで」
サヤ「……」
ナオヤ「…そういやお前言ってたよな。この黄金草とやらが愛の価値を証明しているって。
見せかけだけ綺麗で、中身は鉄くずのものとは違うって。
でも、見せかけだけ綺麗で、中身は鉄くずって、
金そのもののことじゃねえの?」
パディール「…んだと」
サヤ「帰って!婚約なんか取り消しよ!」
パディール「……」
アヌビス「お引取り願おう」
エピソード5
https://ncode.syosetu.com/n4772eu/5/
を多少更新しています。(クジラの部分に追記してます)
よろしければ大した更新ではないですが、
そちらもどうぞ。




