5章-11 別れ
ナオヤたちは釈放の知らせを受け、刑務所の外へ出た。
ナオヤ「サヤ、どういうことだ」
サヤ「…」
セイント「サヤは、私、この町の女王セイントの子なのです。
今までサヤの面倒を見てくださったこと、誠に感謝しております。
せめてもの、お礼がしたいのです」
アヌビス「えええええ!?」
パギー「この人が…サヤのお母さんだったの!?」
レック「つまり、サヤは、この町の子なのか…?」
サヤ「うん」
全員、沈黙のまま、俺たちは宮殿に案内された。
セイント「聞けば、あなた方は八音の旋律を探しているそうですね。
でしたら、どうぞこの生命のキーボードを持っていってください」
アヌビス「い、いいんですか!?」
セイント「今まで、長い間サヤの面倒を見てくださった、ほんのお礼です」
ナオヤ「じゃあ、頂いておきます」
五つ目、キーボード。それもついに手に入れた。
パギー「やったね!これで残りはあと4つ…」
ナオヤ「一つはノルンが持ってる。あと3つだ」
レック「それじゃあ、ここはおさらばしようぜ…」
セイント「今まで、サヤをありがとうございました」
パギー「え?」
アヌビス「サヤは…ここに残るのか」
ナオヤ「…」
セイント「はい、あの子がそうおっしゃっておりました」
パギー「そんな…」
アヌビス「…」
セイント「まあ、いきなりの事ですからね。
急すぎては、つらいでしょうし、
もう1日ぐらい、ここでゆっくりしていってくださってはどうでしょうか」
レック「どうする?」
アヌビス「…」
パギー「サヤに、会わせて」
ナオヤ「俺はそれでいい」
セイント「では、客室を用意させますね」




