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世界で一番君が嫌い  作者: びゅー
5章 金
110/120

5章-11 別れ

ナオヤたちは釈放の知らせを受け、刑務所の外へ出た。

ナオヤ「サヤ、どういうことだ」

サヤ「…」

セイント「サヤは、私、この町の女王セイントの子なのです。

今までサヤの面倒を見てくださったこと、誠に感謝しております。

せめてもの、お礼がしたいのです」

アヌビス「えええええ!?」

パギー「この人が…サヤのお母さんだったの!?」

レック「つまり、サヤは、この町の子なのか…?」

サヤ「うん」

全員、沈黙のまま、俺たちは宮殿に案内された。


セイント「聞けば、あなた方は八音の旋律を探しているそうですね。

でしたら、どうぞこの生命のキーボードを持っていってください」

アヌビス「い、いいんですか!?」

セイント「今まで、長い間サヤの面倒を見てくださった、ほんのお礼です」

ナオヤ「じゃあ、頂いておきます」

五つ目、キーボード。それもついに手に入れた。

パギー「やったね!これで残りはあと4つ…」

ナオヤ「一つはノルンが持ってる。あと3つだ」

レック「それじゃあ、ここはおさらばしようぜ…」

セイント「今まで、サヤをありがとうございました」

パギー「え?」

アヌビス「サヤは…ここに残るのか」

ナオヤ「…」

セイント「はい、あの子がそうおっしゃっておりました」

パギー「そんな…」

アヌビス「…」

セイント「まあ、いきなりの事ですからね。

急すぎては、つらいでしょうし、

もう1日ぐらい、ここでゆっくりしていってくださってはどうでしょうか」

レック「どうする?」

アヌビス「…」

パギー「サヤに、会わせて」

ナオヤ「俺はそれでいい」

セイント「では、客室を用意させますね」

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