5章-04 宿泊
とりあえず、しばらく歩いてみることにした、…が
レック「すごい注目されてるな」
アヌビス「まったくだ」
レック「地上人だってこと、わかるんだろうな」
ナオヤ「ほっとけよ」
アヌビス「でも、なんか気分悪いぜ」
ナオヤ「そんなに注目されてるんならアピールしかえしてやったらどうだ。
誰も目を向けなくなるぞ、たぶん」
アヌビス「ほんと、気分悪い」
レック「海底人は仲間意識が強くて、外の者に対する風当たりは厳しいと聞いたが…こりゃどうも一筋縄ではいかねえかもな」
アヌビス「どうするんだよ、それじゃ」
ナオヤ「掛け合ってみるしかないだろ。今までだってそうしてきたんだし」
アヌビス「気が進まん」
サヤ「………」
パギー「…うーん…」
アヌビス「しかし、外見じゃ区別がつかねえのに、どうして地上人と海底人って分かるんだろ」
パギー「第六感、かな?」
レック「いや、服装だろ」
アヌビス「じゃあ、俺たちも海底人の服来て歩くか?」
ナオヤ「なんでそんなことせにゃならんのだ。めんどい。
俺たちは地上人なんだぜ。それでいいじゃん」
アヌビス「お前は気楽だよなあ」
しばらく歩いて、宿に着いた。
宿の主人は、無愛想に部屋の鍵を差し出した。
アヌビス「つれないねえ」
ナオヤ「全くだ。別の宿にすればよかったな」
で、狭い部屋に案内される。
ナオヤ「それじゃあ、一晩はここで泊まるか」
レック「明日、女王様のところへ謁見に行く…と。もしダメだったらどうするんだ?」
ナオヤ「少々強引にでもいかねえと無理っぽいよなあ…どうする?」
考える。
しかし、一つも案は浮かんでこなかった。




