5章-03 道中
海底王国
初めから海底に住んでいたわけではなく、あくまで地上を追い出された人間たちが
海底に空気があって人の生きれる空間を作り出したことによって出来た町。
…そのため陸上人とは仲が悪く、しばしば争いも起こる。
また、内部争いもあって、その結果町は二つに分断される。
町の構造としては特に地上と変わる部分はなく、水の影響も特に受けない。
ただ太陽の光は当たらないので、人工太陽を搭載して対応している。
アヌビス「これだけ聞くと、夢のような国だな…」
レック「だが、表向きだけ…か」
ナオヤ「お、そろそろ到着だぞ。すげえじゃねえか」
それまで暗かった世界が、トンネルを潜り抜けたとたん、急に明るくなった。
それまもう、地上と何一つ変わらないような、そんな風景だった。
船員「町の端にある湖の中に出ます。こちらが地図です。
…くれぐれも、気をつけてください。…では」
アヌビス「ふーう」
パギー「すごい。日差し気持ちいいし、空気もおいしい」
レック「…で、どうする?」
ナオヤ「とりあえず宿の確保かな」
アヌビス「で、どうやって女王様なんかに会うんだ?」
…
…
…
パギー「…」
ナオヤ「何も思い浮かばないな」
レック「とても厳しい話だな」
アヌビス「…」
ナオヤ「まあ、宿屋で考えようぜ。早く休みてえよ。
それにしても、サヤ、おまえやけにだんまりだな」
サヤ「…え?へ?そ、そんなことないよ」
ナオヤ「なんか悪い物でも食ったのか?」
サヤ「なんでもないよ、なんでも」
パギー「怪しい」
ナオヤ「なんなんだ一体。変だぞ」
サヤ「なんか、潜水艦に乗ってから、どうも落ち着かないの」
ナオヤ「なんで」
サヤ「…わかんない」




