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砂漠の世界にあるモノは、、、?

作者: 七瀬


『僕の住んでいる星は、、、砂の世界だ! どこに行っても砂漠。』



海も川も山も森もない! なんにもないところに人が住んでいる。

僕もその一人だよ。


動物も、ラクタンと言うこぶの付いた動物がいる!!!

暑さにも強いんだ!


どうやら、、、? コブの中に水分をため込んでいるらしい!

この砂漠の世界は、物凄く暑い!

風も熱風が吹くだけ! 水は唯一地下から出た水を飲み水やいろんなモノ

に使っている。


雨も1年に1回降ればいいところだ!



でもね、、、?


この場所は、砂ばかりの場所なのだけど......?

ここだけにあるモノが落ちてくるんだ!


それが、、、【星】だよ!

大きなお星さまが、毎日何処かに落ちてくる。

どでかい隕石みたいに見えるのだけど、、、?


『これ! 星なんだって!』


なんにもない砂漠に、星が【ドスーーン】と大きな音をたてて落ちてくる。 

不思議だね、、、?


でも、この星の欠片は、、、大きな町でいい値段で売れる!

【僕たち小さな村の収入源だ!】


町では、この星の欠片を宝石にしたり、願い事を叶える石のブレスレットにしたり

いろんなモノに変える事が出来るんだ!


この星の欠片を包丁にしてもいいと言っていたよ!


僕の名前は 『ブライド』8歳だよ。僕のお父さんが、星の欠片を1番に町に

売りに行ったんだ! そうしたら、お金になったんだよ!!!


そこから、僕の村の人たちもみんなこの星の欠片を町に売りに行った!

星を砕いて、小さくしてみんなで売りに行く。



この星のおかげで、今までは食べるのもやっとだったけど、、、?

今では、裕福とまではいかないけど、、、!


毎日、ご飯が食べれるようになったよ。

それに、この星は僕たちの住んでいる村から離れたところに毎回落ちてくる。

まるで、住んでいるところに落ちないように計算して落ちてくるみたいだ!!!


だからね、、、?

僕は毎日、夜空に向かってお星さまにお礼を言うんだ!


『お星さま! いつもありがとう! お星さまのおかげで、毎日みんなが

幸せいっぱいなんだよ! これからもキラキラ輝いていてね!』


【僕の声が、お星さまに届いていればいいな~!】



今日も、いつものように夜空に向かってお星さまにお礼を言っていると、、、?


キラキラ光っていたお星さまが、僕の方に向かって凄いスピードで落ちてくる。

僕は、あたふたしながら、、、お星さまを見ていた!


本当にね? 一瞬だったんだよ。


『やあやあ! 君がブライドかい?』

『...うん。お星さま?』

『あぁ! ぼくの名前はピューだよ! よろしくね!』

『ピュー! どうして僕のところに来たの?』

『ブライドが、毎日ぼくにお礼を言ってくれてるからさ~!』

『ちゃんと! 僕の声が届いていたんだね!』

『そうだよ。だから、どうしても会いたくなったから来たんだ!』

『それなら、僕の家においでよ~!』

『うん! ありがとう、そうさせてもらうよ。』

『じゃ、僕の家族にピューを紹介するね!』

『うん。』



その日から、ピューは僕の家で一緒に暮らしはじめた。

僕の家族もみんなピューを受け入れてくれた。


毎日、僕はピューと一緒にいたんだ。

いろんな事を話したし、いろんなところにピューを連れて行った。

僕たちは、本当の兄弟のように家族のような関係になった。



でもそんな時、ピューが僕に大切な話があると言った。


『ブライド! ごめんね! ぼくは帰らなくてはいけなくなった!』

『えぇ!? ピュー帰っちゃうの? もっとピューと一緒にいたいよ!』

『本当にごめん! ただぼくはブライドに会ったかった! それだけで

ここに来たから...!』

『ピュー  もう会えなくなっちゃうの?』

『そんな事はないよ! いつもぼくはブライドをほら! あそこから見て

いるからね!』



ピューはそう言うと、、、?

夜空に向かって、指をさしたんだよ。


僕も、 『うん』と頷いた。



ピューは夜空に向かって、黄金色の光とともに帰って行ったんだ!

ブライドは、ピューとの思い出を大切に持ったまま...。


今日も、ブライドは夜空に向かってお礼を言いました。



『ピュー! いつもありがとう! またいつか会おうね!』





最後までお読みいただきありがとうございます。

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