第3章 反撃
第3章 反撃 第1部
楽しい体術戦のはじまりだ。心の中でそうつぶやくと俺は反撃を開始した。
まずは、相手との距離を取ることにした。この距離だ、下手に銃やナイフを使うと取られる、もしくは外す
危険性がある。だが、この距離だからこそ体術は生かせる。奴は後ろから攻撃した、つまり俺の後ろにいるのは明白。まずは腕を曲げ肘を後ろにふる。あちらもおそらく軍人だろう。ひるみこそしたものの、
難なくかわされた。だが、それで良い。俺は椅子のシートを倒し反撃を防ぎつつ、車のドアを開けた。
外にでて、近くの木の陰に隠れ、ホルスターから1911を抜き構えた。マガジンを抜き弾丸を確認、
サムセーフティーを下し、スライドを引く。銃撃準備完了。後は奴が車から出てくるところを狙撃。
それで、反撃完了。俺は照準を車の横に合わせ態勢を低くし、安定させた。
さあ、出てこい。反撃を終わらせる。
第3章 反撃 第2部
車から奴が出てきた。走りながら出てきたが、距離もそこまで無いこの状況ではあまり影響はない。
俺は、奴の頭ぶ照準を合わせ発砲した。弾丸は奴の頭めがけて飛んで行き、奴の頭を貫く・・・はずだった。だが、貫くどころか傷一つ付いていない。俺は、考えた。そして一つの結論に行きついた。
奴も、生まれつき戦闘に特化した特殊能力、通称バトルセンスを持つ人間、バトラーだろう。
能力にはいくつか種類がある。
1つ目は「増強」。名前の通り使用者の力を増加させる。
2つ目は「不可視」。バトラー以外の人間および生物から目視できなくする。
3つ目は「硬化」。皮膚を硬化させ、様々な物理的攻撃から身を守る。奴はこれを持つバトラーだろう。
4つ目は「迅速化」。反応速度を急激に増加させ、また身体の働きを増加させ高速な行動が可能。
奴の頭は一瞬白色の輝きをまとい、弾丸を弾いた。奴は確実にバトラーだ。
体術戦はバトラー同士の戦いと化した。




