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2章 出会い

2章 出会い 第1部

昔の悲劇に、涙していると本部からの無線が入った。人間とは、仕事と休日で

 それぞれスイッチのオンオフを切り替えている。実際に俺も、あんなに

 沈んでいた

 気持ちが、本部の無線で一瞬にして消え去った。

 正確には抑制された、というべきだろう。

 俺は移動用の車に乗り込みながら、

「もう少しあの悲しみに浸らせてくれよ」

 と一人つぶやいて本部への愚痴とした。実際に言えないのが悲しい。

 まあ、所詮そんなもんかと諦め、情けなさを紛らわそうと音楽をかけた。

 ちょうど好きな音楽が流れた。俺は柄にもなく鼻歌を歌いながら

 車にキーを刺した。

 このとき、音楽は俺の気晴らしより戦場でのスモークの役割を果たした。



2章 出会い 第2部

その直後俺の視界は奪われた。

俺は自分で言うのもなんだが、ベテランの傭兵だ。

緊急事態は、嫌というほど経験してきた。

そして、今もそのうちの一つである。

俺は、まずこの状況がどういうものなのかの把握に徹した。

すると手足が自由であることから布か何かで顔を覆われていることに気づいた。

この状況分析にかかった時間3秒足らず。

「さすが俺」

と微笑を含みつつ俺は呟いた。相手は俺が冷静であること、このような状況でも

笑みを浮かべていることに、少し動揺したらしい。俺の顔を覆っている何かを

掴んでいるいる手が少しゆるんだ。俺は、顔に不敵な笑みを浮かべると

反撃を開始した。

さあ、楽しい楽しい体術戦の始まりだ・・・



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