異界常識
◎異界常識
キャラクターが所持することができる異界常識の一覧である。GMが認めるのであれば異界常識名を任意の名称に変更してもよい。
◎CL1
○青の世界
発動タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身は『水中』を無効化できる。また、自身が使用する「術式型:攻撃」の「異界術式」の威力を+2し、「異界術式」が命中した場合、攻撃の対象に『水中』を付加する
また、「術式型:回復」の「異界術式」の場合、その回復量に+2し、「異界術式」の対象が受けている『水中』を解除する。
解説:見渡す限り青い世界。ほぼ全域が水か、それに準ずる液体で満ちた世界。
○緑の世界
発動タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身は『睡眠』を無効化できる。また、自身が使用する「術式型:攻撃」の「異界術式」の威力を-1し、「異界術式」が命中した場合、対象に『睡眠』付加する。
また、「術式型:回復」の「異界術式」の場合、その回復量に-1し、「異界術式」の対象が受けている『睡眠』を解除する。
解説:見渡す限り緑色の世界。植物が生い茂っているのか、とりあえず目には優しい。
○黄の世界
発動タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身は『麻痺』を無効化できる。また、自身が使用する「術式型:攻撃」の「異界術式」の威力に+1し、「異界術式」が命中した場合、対象に『麻痺』を付加する。
また、「術式型:回復」の「異界術式」の場合、その回復量に+2し、「異界術式」の対象が受けている『麻痺』を解除する。
解説:見渡す限り黄色い世界。感覚がマヒしてしまいそうだ。
○橙の世界
発動タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身は『朦朧』を無効化できる。また、自身が使用する「術式型:攻撃」の「異界術式」が命中した場合、対象に『朦朧』を付加する。
また、「術式型:回復」の「異界術式」の場合、「異界術式」の対象が受けている『朦朧』を解除する。
解説:見渡し限り橙色の世界。黄昏時のようで、時に意識を朦朧とさせる。
○茶の世界
発動タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身は『転倒』を無効化できる。また、自身が使用する「術式型:攻撃」の「異界術式」が命中した時、対象と【異界知識】で対決を行い、勝利した場合対象に『転倒』を付加する。
また、「術式型:回復」の「異界術式」の場合、「異界術式」の対象が受けている『転倒』を解除する。
解説:見渡し限り茶色の世界。土か、レンガか、気を付けなければ足を取られてしまう。
○赤の世界
発動タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身は『危機感』を無効化できる。また、自身が使用する「術式型:攻撃」の「異界術式」の威力を+2し、「異界術式」が命中した場合、対象に『危機感』を付加する。
また、「術式型:回復」の「異界術式」の場合、その回復量に+2し、「異界術式」の対象が受けている『危機感』を解除する。
解説:見渡す限り赤い世界。その攻撃色は焦燥感を与える。
○紫の世界
発動タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身は『猛毒』を無効化できる。また、自身が使用する「術式型:攻撃」の「異界術式」が命中した場合、対象に『猛毒』を付加する。
また、「術式型:回復」の「異界術式」の場合、その回復量に+2し、「異界術式」の対象が受けている『猛毒』を解除する。
解説:見渡す限り紫色の世界。その毒々しい色は人に害をもたらす。
○黒の世界
発動タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身は『盲目』を無効化できる。また、自身が使用する「術式型:攻撃」の「異界術式」が命中した場合、対象に『盲目』を付加する。
また、「術式型:回復」の「異界術式」の場合、「異界術式」の対象が受けている『盲目』を解除する。
解説:見渡す限り黒い世界。夜の中か闇の中か、その黒さは視力を奪う。
○白の世界
発動タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身は『気絶』を無効化できる。また、自身が使用する「術式型:攻撃」の「異界術式」の威力に-3し、「異界術式」が命中した時、対象と【異界知識】で対決を行い、勝利した場合対象に『気絶』を付加する。
また、「術式型:回復」の「異界術式」の場合、その回復量に-3し、「異界術式」の対象が受けている『気絶』を解除する。
解説:見渡す限り白い世界。光だけがあるのか、その白さは意識を奪う。
○灰の世界
発動タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身は『頭痛』を無効化できる。また、自身が使用する「術式型:攻撃」の「異界術式」が命中した場合、対象に『頭痛』を付加する。
また、「術式型:回復」の「異界術式」の場合、「異界術式」の対象が受けている『頭痛』を解除する。
解説:見渡す限り灰色の世界。荒廃したのか、無機質なのか、その世界は頭痛の種となる。
○金の世界
発動タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身は『眩暈』を無効化できる。また、自身が使用する「術式型:攻撃」の「異界術式」が命中した場合、対象に『眩暈』を付加する。
また、「術式型:回復」の「異界術式」の場合、その回復量に+1し、「異界術式」の対象が受けている『眩暈』を解除する。
解説:見渡す限り金色の世界。あまりの輝かしさに眩暈を覚える。
○銀の世界
発動タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身は『氷結』を無効化できる。また、自身が使用する「術式型:攻撃」の「異界術式」にが命中した場合、対象に『氷結』を付加する。
また、「術式型:回復」の「異界術式」の場合、「異界術式」の対象が受けている『氷結』を解除する。
解説:見渡す限り銀色の世界。その実態はあまりの寒さゆえの氷の世界である。
○銅の世界
発動タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身は『重圧』を無効化できる。また、自身が使用する「術式型:攻撃」の「異界術式」が命中した時、対象と【異界知識】で対決を行い、勝利した場合対象に『重圧』を付加する。
また、「術式型:回復」の「異界術式」の場合、「異界術式」の対象が受けている『重圧』を解除する。
解説:見渡す限り銅色の世界。その重苦しい雰囲気に人々は委縮してしまう。
○乱世の心得
発動タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が行う威力判定の達成値は+1される。
解説:この世界は全土を巻き込んだ戦乱のさなかにある。その中で生き抜く心得がなくては、すぐにでも死んでしまうだろう。
○全てが繋がる道
発動タイミング:常時:
効果:この常識が発動している間、自身の移動力に+5mする。
解説:この世界の道は世界のすべてと繋がっている。この道を辿れば行けない場所などない。
○万星の海
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備している「照明レベル:X」を持つアイテムの照明レベルに+1する。
解説:この世界の夜空は非常に煌びやかだ。夜道を照らす道具など無くとも良いほどに、だ。
○常闇の昼
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身は「照明レベル:-3」のアイテムを持っているものとして扱う。
解説:この世界では昼であっても薄暗い。明かりがなければ見ることも儘ならない程にだ。
○甲殻の体
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が受ける攻撃の威力判定の達成値を-1する。
解説:この世界は弱肉強食の世界だ。甲殻に身を守って貰わなければならない程にだ。
○軽い体
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身の〈戦闘速度〉は+3される。
解説:この世界では重力がほかの世界より少し乏しい。
○丈夫な体
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身の〈最大生命点〉を+5する。また、この異界常識が発動した時、〈最大生命点〉を+5した後、自身の生命点を5点回復する。
解説:この世界は過酷な環境の世界だ。体が丈夫にならなければ生きるのも難しい。
○時代:古代
タイミング:常時
効果:自身の〈筋力〉を+2し、〈知力〉を-1する。
解説:この世界は文明というものが存在しない世界だ。個人の力強さが何よりも物をいう。
○時代:太古
タイミング:常時
効果:自身の〈敏捷〉を+2し、〈直感〉を-1する。
解説:少しずつ文明が発生し始めた世界だ。他より手早い者が上に立つ。
○時代:現代
タイミング:常時
効果:自身の〈器用〉を+2し、〈幸運〉を-1する。
解説:文明がある程度成熟した世界だ。器用でなければ立ち回れないだろう。
○時代:未来
タイミング:常時
効果:自身の〈知力〉を+2し、〈筋力〉を-1する。
解説:文明が成熟し終え、衰退し始めた世界だ。万物を解明し終え、知識だけがある。
○時代:中世
タイミング:常時
効果:自身の〈直感〉を+2し、〈敏捷〉を-1する。
解説:文明が発展途上にある世界だ。一筋の直感が、人を強者に変える。
○時代:遠未来
タイミング:常時
効果:自身の〈幸運〉を+2し、〈器用〉を-1する。
解説:過去の文明の上に新たな文明が芽生えた世界だ。過去文明の気まぐれの上に成り立っている。
○時代:近世
タイミング:常時
効果:自身の〈筋力〉と〈敏捷〉を+1し、〈知力〉と〈直感〉のどちらかを-1する
解説:文明が成熟し始めた世界だ。大量の労働者を必要とした時代でもある。
○時代:近未来
タイミング:常時
効果:自身の〈器用〉と〈知力〉を+1し、〈幸運〉と〈筋力〉のどちらかを-1する。
解説:文明が成熟し終え、少しずつ衰退が見え始めた世界。技術的には最盛期であろう。
○時代:最果て
タイミング:常時
効果:自身の〈直感〉と〈幸運〉を+1し、〈敏捷〉と〈器用〉のどちらかを-1する。
解説:幾つもの文明が生まれては消え、最後に残った混沌の産物。生き残れるのは運命に選ばれたものだけなのだ。
○力強い重力
タイミング:判定する直前
効果:1シーンに1回まで、〈筋力〉の判定の達成値に+3出来る。
解説:強い重力はその物の力を強くする。
○野生の咆哮
タイミング:判定する直前
効果:1シーンに1回まで、〈敏捷〉の判定の達成値を+3できる。
解説:生きるため、獲物を捕らえるためにすさまじい瞬発力を見せる。
○精密な心
タイミング:判定する直前
効果:1シーンに1回まで、〈器用〉の判定の達成値に+3できる。
解説:一時の集中は、精巧の技を可能とする。
○無機有心
タイミング:判定する直前
効果:1シーンに1回まで、〈知力〉の判定の達成値に+3できる。
解説:物にも心はある。彼らに知恵を分けてもらおうか。
○第6の感覚器
タイミング:判定する直前
効果:1シーンに1回まで、〈直感〉の判定の達成値に+3できる。
解説:視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚。これらに含まれない感覚器を備えている。
○意図的な幸運
タイミング:判定する直前
効果:1シーンに1回まで、〈幸運〉の判定の達成値に+3できる。
解説:ちょっとした幸運を意図的に起すことができる。
○生き抜く力
タイミング:判定する直前
効果:1シーンに1回まで、あらゆる判定の達成値に+2出来る。
解説:その過酷な世界では生きるためにはあらゆる能力が必要だ。様々な場面で、その生きるための力は働く。
○大空に舞う
タイミング:常時
効果:「高度:20m」まで移動可能になり、「高度:20m」までならば「墜落」しなくなる。
解説:その世界では、空を飛ぶことなど当たり前だ。
○空を歩く
タイミング:常時
効果:戦闘シーン以外ならば任意の高度まで移動可能になり、「墜落」しなくなる。
解説:少し集中が必要となるが、その世界では空を歩くことができる。
○跳梁する重力
タイミング:自身の行動時
効果:「射程:[CL×10]m」の範囲内の単体を対象とし、対象に「命中値:+3」「威力:[5+CL]」の術式攻撃を行う。この効果による攻撃の終了時に自身のCLを-1する。
解説:その世界では重力とは密接な隣人だ。微弱ではあるが、攻撃として使える。
○慈愛の日差し
タイミング:チューニングタイミング
効果:自身の体力を[CL×2]点回復する。この異界常識を使用して体力を回復した場合、処理の終了後に自身のCLを-1する。
解説:その世界では、日に当たることで体を癒すことができる。
○変動する大地
タイミング:チューニングタイミング
効果:全てのプレイヤーは右隣のプレイヤーのキャラクターを任意の方向に動かすことが出来る。この際、GMが操作するキャラクターは含まれない。この効果の適用後、自身のCLを-1する。
解説:その世界では、地面は絶えず変動するものだ。
○無重力の支配域
タイミング:常時
効果:自身の行動で移動を宣言した次のラウンドから効果を適用する。ダイスチェックタイミングに自身は前のラウンドに移動した距離の分だけ、再度移動しなければならない。この効果は自身の行動時に「至近距離」に他のキャラクターがいた時のみ解除することが出来る。
解説:無重力によって滑るように移動する。しっかりと物に掴まらなければ止まれないが。
○腐食する大地
タイミング:常時
効果:この異界常識の効果が適用されている間、自身は『猛毒』として扱われ、自身と[至近距離]に存在するキャラクターは『猛毒』となる。
解説:その世界の土地は腐りきっている。腐った土地は、周囲を汚染する。
○白に染まる空気
タイミング:常時
効果:この異界常識の効果が適用されている間、「至近」の気温は-[CL×5]℃される。
解説:その世界の空気は冷え切っている。銀幕というの煌びやかさもなく、ただ凍るのみ。
○低次世界
タイミング:常時
効果:この異界常識の効果が適用されている間、自身が発生させたダメージは-2され、【見切回避】のSLに+3する。
解説:この世界は他の世界より低次に位置している。低次に位置している分物に与える面積は狭く、与えられる面積も狭い。
○高次世界
タイミング:常時
効果:この異界常識の効果が適用されている間、自身が発生させたダメージは-2され、【白兵戦闘】及び【射撃攻撃】のSLに+3する。
解説:この世界は他の世界より高次に位置している。高次に位置している分物に与える面積は広く、与えられる面積も広い。
◎CL3
○固定される肉体
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身の行った移動以外の要因で自身は移動しなくなる。
解説:何かの技か、はたまた事象か、何があろうとも体がその場に固定され、吹っ飛ばされなくなる。
○縮地
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身の移動力は3倍される。
解説:特殊な歩法を用い、一瞬で距離を詰める。
○武具伸長
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備しているアイテムの射程を+10mする。
解説:振りぬかれた剣が、突き出された槍が、何かの弾みで伸びる。
○機械式剣斧
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備しているアイテムの威力は+5する。
解説:自身の武器は機械化されており、通常のそれよりも破壊力を増している。
○剣の囁き
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備している「種別:剣」のアイテムの威力を+1、命中値に+2する。また、装備している「種別:剣」のアイテムで攻撃を行った場合、自身のDC値を+1する。
解説:現か幻か、剣の声が聞こえ、理解でき、そして導いてくれる。
○穿衡力
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備している「種別:槍」のアイテムので攻撃を行った場合、自身のDC値を+1する。さらに攻撃が命中した場合、威力判定の終了時まで攻撃対象が装備している「種別:防具」のアイテム1つの装甲値を-5する(最低0)。対象が複数の防具を装備していた場合、一番数値が高いものに適用する。
解説:回転は力だ。槍は勢い良く回り、より強く相手をえぐる。
○金剛力
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備している「種別:斧」のアイテムの威力を+2、命中値に+1する。また、装備している「種別:斧」のアイテムで攻撃を行った場合、自身のDC値を+1する。
解説:ただの力任せの一撃であっても、度を超えた怪力から放たれる斧の一撃は常人が捉えられるものではない。
○採魂者の証
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備している「種別:鎌」のアイテムで攻撃を行った場合、自身のDC値を+1する。また、「種別:鎌」のアイテムを用いた攻撃が命中した場合、自身の体力を5点回復する。
解説:鎌とは、刈り取る者の象徴である。人であれ植物であれ、鎌に刈り取られては生きてはいられない。
○絡みとるモノ
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備している「種別:鞭」のアイテムで攻撃を行った場合、自身のDC値を+1する。また、「種別:鞭」のアイテムを用いた攻撃が命中した場合、次のチューニングタイミングまであらゆる判定の達成値に-2する。
解説:その鞭はまるで生きているかの如く、敵に絡みつく。
○異界式びっくり箱
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備している「種別:罠」のアイテムの威力を+1、命中値を+2する。また、「種別:罠」のアイテムによる攻撃が命中するたびに自身のDC値を+1する。
解説:異世界の法則で成り立った罠は他者に予想もつかないモノとなる。
○神聖媒体
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備している「種別:棍」のアイテムで攻撃を行った場合、自身のDC値を+1する。また、「種別:棍」のアイテムを装備している間、自身が使用する使用する「術式型:回復」の「異界術式」の回復量を+3する。
解説:神の証が刻まれた杖は、それ自体がアンテナとなり、自身の祈りを強く神に届ける。
○攻性媒体
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備している「種別:棍」のアイテムで攻撃を行った場合、自身のDC値を+1する。また、「種別:棍」のアイテムを装備している間、自身が使用する「術式型:攻撃」の「異界術式」の命中判定の達成値に+3する。
解説:魔法使いにおいて、杖とは自身の法を周囲の環境に伝えるためのバイパスだ。多くの魔法使いが持つ杖は、一概に素材だけでは選ばず、実際に使って自身との相性を確かめた一品物なのだ。
○心に届く矢
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備している「種別:弓」のアイテムの命中値を+2し、射程を+5mする。また、装備している「種別:弓」のアイテムで攻撃を行った場合、自身のDC値を+1する。
解説:その弓から放たれた矢は的確に目標の心を抉り抜く。
○魔弾の射手
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備している「種別:銃」のアイテムの命中値を+1し、攻撃を行った時、「遮蔽」を無視することができる。また、装備している「種別:銃」のアイテムで攻撃を行った場合、自身のDC値を+1する。
解説:その魔弾は「猟犬」の異名を誇り、どんなにでたらめな連射でも的確に目標に向かってゆく。
○信頼の盾
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備している「種別:盾」のアイテムの防御値を+3し、「かばう」の代償を「2D」から「-」に変更することができる。また、装備している[種別:盾]のアイテムで攻撃を行った場合、もしくは防御判定で勝利した場合、自身のDC値を+1する。
解説:その盾はいついかなる時も所有者を守ってきた。所有者から信頼されるほどにその盾が硬かったからだ。
○巨大なる威風
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備している「種別:乗騎」のアイテムは全ての能力値を2倍する。その後、回避値の値を-10する。
解説:その世界には体格が自身の何倍よりも大きい生物などいくつも存在する。総じて瞬発力がないが、その巨体から繰り出されるパワーは目をみはるものがある。
○心通うモノ
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備している「種別:乗騎」のアイテムに「搭乗」している場合、自身が行うあらゆる判定の達成値に+2する。
解説:乗騎とは心が通じ合っている。よくある比喩表現ではなく、真の意味で心がつながっているのだ。
○自立駆動
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身の装備している「種別:重機」のアイテムの装甲値に+3し、「種別:武器」として扱って防御することが出来る。その際、命中値は±0、防御値は装甲値を使用する。
解説:自身の重機は重機自身の判断で動いている。いろいろと便利な存在だ。
○城砦の如く
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備している「種別:鎧」のアイテムの装甲値を+3する。自身が「種別:鎧」を装備している間、自身から半径10m以内に存在するキャラクターが攻撃の対象になった場合、代償として1CL支払うことでその攻撃を自身に変更することが出来る。複数のキャラクターが対象にされた場合、さらに1CLを支払うことで自身一人に変更することが出来る。
解説:その鎧から放たれる威圧感はまさに堅牢な城壁だ。着込んだもののみならず、周囲の仲間も守る砦となる。
○魔術の才能
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が使用する使用する「術式型:攻撃」の「異界術式」の威力に+5し、「術式型:回復」の「異界術式」の回復量に+5する。
解説:常人よりも魔術の扱いに長けている。
○未知の神鉄
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備している全ての「種別:防具」のアイテムの装甲値を+1する。
解説:どこから来たものかはわからないが、その防具に施されているものは通常のそれよりも固い金属だ。
○戦争楽器
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備している全ての武器は「種別:楽器」として扱う。また、【白兵戦闘】と【射撃攻撃】を【楽曲演奏】で代用できるようになる。
解説:その世界において、戦争とは一種の講演会であった。より強く、より美しく奏でる者こそがその世界では生き残れるのだ。
○推理戦争
タイミング:効果参照
効果:戦闘中のみ効果が発動する。自身の行うあらゆる判定の技能を【推理論証】で代用しなければならない。また、この異界常識が発動している間、効果に「~で代用できる」と書かれた全ての専門技能を使用することが出来ない。
解説:強固なトリックは自身の身を守る盾となり、事件の核心を突く追求は事件を貫く槍となる。その世界では、推理こそが力となるのだ。
○動く芸術
タイミング:常時
効果:自身のあらゆる判定の技能を【芸術才能:】で代用できる。ただし、【芸術才能:】での代用を行うたびにDC値を-1する。
解説:芸術家によって魂が込められた芸術は動き出し、万難に立ち向かう。その芸術がいかなる姿であれ、人の魂を震わせるものがあれば、それには力があるのだ。
○聖浄なる気
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身は『戦闘不能』を除くあらゆる「状態異常」の影響を受けなくなる。また、この異界常識が発動した際に『戦闘不能』以外の「状態異常」を受けていた場合、その「状態異常」を打ち消す。
解説:自身が纏う気はあらゆる異常を打ち払う聖浄の気だ。
○空力
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備している「種別:武器」のアイテムの威力に+[現在の高度÷5(端数切り上げ)]し、「射程」に+[現在の高度]mする。
解説:空は力を与えてくれる。より高ければ高いほど、力は強くなる。
○光力
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備している「照明レベル:X」を持つ「種別:武器」のアイテムの威力を+[X×4]する。また、「術式型:攻撃」の「異界術式」の威力に+[Y×2]する。Yは自身が装備している「照明レベル:X」を持つアイテムのXの総計である。
解説:光は力になる。その熱量はすべてを消滅させてくれるはずだ。
○想力
タイミング:効果参照
効果:攻撃を行う直前に使用できる。その攻撃の威力判定の達成値に+10される。この効果は1シナリオに「所持しているコネクションの数」回まで使用できる。
解説:人と人とのつながりが、思いもよらぬ破壊力を生むことがある。
○光をも吸い込む引力
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身は「照明レベル:-5」のアイテムを所持しているものとして扱う。
解説:視界を黒く塗りたくる暗闇がそこにある。光が存在することは、できない。
○異界打撃
タイミング:自身の行動時
効果:「射程:[CL×10]m」の範囲内の単体を対象とし、対象に「使用技能:【異界知識】」「命中値:[CL×2]」「威力:[10+CL]」の攻撃を行う。この異界常識の効果は「術式型:攻撃」の「異界術式」として扱う。この異界常識を使用して行った攻撃の終了時に自身のCLを-1する。
解説:自身に内蔵された異界をそのまま現出させ、敵にぶつける。
○王の勅令
タイミング:ダイスチェックタイミング
効果:任意のキャラクター一体を対象にして使用を宣言する。対象に具体的な行動を1つ指示する(例:専門技能をつかって○○を攻撃しろ。など)。対象が指示通りに行動を行った場合、対象はDC値を+1する。
解説:自身が出す命令は、王であるが故に力を持ち、実行者に力を与える。
○英雄の血脈
タイミング:ダイスチェックタイミング
効果:自身のDC値を+1する。戦闘シーン以外の場合、この異界常識は1シーンに1回まで使用できる。
解説:英雄の血は、その所縁を持って力になる。
○不屈の力
タイミング:効果参照
効果:自身が自身以外のキャラクターが習得している「専門技能」または「異界常識」、もしくは自身以外のキャラクターが使用したアイテムの効果で『戦闘不能』以外の任意の「状態異常」を受けた時に発動する。自身のDC値を+2する。
解説:逆境になればなるほど力が湧いてくる。人それを不屈と言う。
○スポットライト
タイミング:常時
効果:自身を「このシーンのシーンプレイヤー」として扱う。また、自身が【情報収集】で判定を行う際、その達成値に+5する。
解説:あらゆるモノが自身を注目してくる。スポットライトを浴びた俳優を見るように。
○モノクロームの群像
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身はシーンプレイヤーになることができない。GMにシーンプレイヤーを指定された場合、自身はそのシーンに登場キャラクターとして登場した後に、別のプレイヤーをシーンプレイヤーに指定し、登場させることができる。この常識を所持しているキャラクターが「異世界展開」を行った場合、この常識の本来の所持者はあらゆる判定の達成値に+3され、さらに現在のシーンをマスターシーンに変更する。
解説:モノクロームの背景のように至って地味な存在だ。しかし、その背景が世界を塗りつぶしてしまえば、それはすさまじい存在感となる。
◎CL5
○神体覚醒
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身のDC基本値を+4する。また、『戦闘不能』を除くあらゆる「状態異常」の効果を無効化する。
解説:世界の加護が、身体の中の神性を覚醒させる。
○神器覚醒
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備している全ての「種別:武器」のアイテムの威力を+15する。
解説:世界の意思が、武具の中の神話を覚醒させる。
○神盾覚醒
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備している全ての「種別:武器]のアイテムの防御値を+15する。
解説:世界の意思が、防具の中の神話を覚醒させる。
○神技覚醒
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身のあらゆる判定の達成値が+10する。また、「技能不所持」によるマイナス修正を0に変更する。
解説:世界の記憶が、歴史の中の神業を覚醒させる。
○神魔覚醒
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が使用する「術式型:攻撃」の「異界術式」の威力を3倍にする。
解説:世界の知識が、理論の中の魔性を覚醒させる。
○神壁覚醒
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備している全ての「種別:防具」のアイテムの装甲値を+5する。
解説:世界の祈りが、防具の中の慈愛を覚醒させる。
○神舞覚醒
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が装備している全ての「種別:防具」のアイテムの回避値を+3する。
解説:世界の意思が、防具の中の演武を覚醒させる。
○主人公補正
タイミング:常時
効果:自身が「このシーンのシーンプレイヤー」の時のみ効果が発動する。自身が行うあらゆる判定の達成値を+20する。
解説:物語のヒーローは、世界から厚い加護を受けている。
○名脇役
タイミング:常時
効果:自身がシーンプレイヤーでない場合にのみ効果を発動する。このシーンのシーンプレイヤーはあらゆる判定の達成値に+10される。この効果は重複しない。
解説:主人公が輝けるのは名だたる脇役が主人公を支えているからだ。
○1/6^nの奇跡
タイミング:判定の直前
効果:自身が行った次の判定は全て6の出目が出たものとして扱う。この効果の適用後、自身のCLを1にする。
解説:全身全霊をかけて、生命の限界点に至る奇跡を強引に引き出す。
○1/6^nの不運
タイミング:判定の直前
効果:シーンに登場しているキャラクター一人が行った次の判定は全て1の出目が出たものとして扱う。この効果の適用後、自身のCLを1にする。
解説:全身全霊をかけて、人生の最頂点に至る不運を強引に引き出す。
○虚構の魔術
タイミング:自身の行動時
効果:「術式限界:3」までの「異界術式・魔術」を使用することが出来る。この効果で「
異界術式」を使用するたびに、自身のCLを-2する。
解説:果たしてその技術は真に魔術と呼ぶことができるのか。しかし、そこで起こった出来事はまごう事なき魔術であった。
○故意の奇跡
タイミング:自身の行動時
効果:「術式限界:3」までの「異界術式・聖言」を使用することが出来る。この効果で「異界術式」を使用するたびに、自身のCLを-2する。
解説:そこで起こったそれは入念な準備のもとに行われた作られたモノだ。しかし、そこで起こった出来事はまごう事なき奇跡であった。
○根源の魔力
タイミング:判定の直前
効果:自身のDC値を即座に+10する。この効果の適用後、自身のCLを1にする。
解説:万物の根源から直接力を引き出し、自身のものとする。
○神業・絶技
タイミング:判定の直前
効果:この判定の達成値を+30する。この効果の適用後、自身のCLを1にする。
解説:想像を絶する凄まじい技を繰り出す。その技は、万事を解決する。
○熱量の円環保存
タイミング:ダイスチェックタイミング
効果:自身のDC値を+2する。DC値を上昇させた後、「異世界展開」の終了時のDC値の減少以外で自身はこのラウンドのチューニングタイミングまでDC値が増減しなくなる。
解説:身から発せられた熱量は、熱力学第三法則の破れを突破し、損失無しにその身へと戻ってくる。
○世界の完全保存
タイミング:ダイスチェックタイミング
効果:このラウンドのチューニングタイミングに自身のCLを5にする。ただし、このラウンドの間「常識開放」を使用できない。
解説:身から発せられる世界の意思は、跳躍伝導を際限なく行い、完全にその身に定着される。
○質量の絶対保存
タイミング:ダイスチェックタイミング
効果:このラウンドのチューニングタイミングに自身の生命点を「ダイスチェック時の生命点の値」まで回復することが出来る。この効果の適用後、自身のCLを-1する。
解説:傷ついたその身体は、質量保存則を無視し、損失前の状況に回復する。
○王者の領域
タイミング:ダイスチェックタイミング
効果:このラウンドの間、自身が行うあらゆる判定の「推奨能力」は自身が選択した任意のものに変更される。また、対決を仕掛けられた場合、対決で使用する「推奨能力」を自身が指定することができる。このラウンドのチューニングタイミングに自身のCLを-2する。
解説:王に支配されたその領域は、王の意のままに動くのだ。
○復元される肉体
タイミング:任意
効果:自身の生命点を即座に〈最大生命点〉まで回復し、全ての「状態異常」を無効化する。その後、自身のCLを-3する。
解説:どれだけ身体が欠損していようが、生きているならば即座に体を復元できる。
○神威顕現
タイミング:自身の行動時
効果:「射程:[CL×20]m」の範囲内の単体を対象とし、対象に「使用技能:【異界知識】」「命中値:[CL×3]」「威力:[20+CL]」の攻撃を行う。この攻撃が命中した場合、対象に[状態異常:重圧]を付加する。この異界常識の効果は「術式型:攻撃」の「異界術式」として扱う。この異界常識を使用して行った攻撃の終了時に自身のCLを-2する。
解説:神罰を顕現させ、外敵を焼き払う。
○征服の鬨
タイミング:自身の行動時
効果:シーンに登場している任意のキャラクター(複数可)を対象とする。自身のCLを1にすることで、このシーンの間、対象が行う全ての威力判定の達成値を+10する。
解説:天に声を響かせ、雄叫びとする。どこまでも届いたそれは、戦場に存在する仲間に力を与える。
○跳梁跋扈の大行進
タイミング:自身の行動時
効果:「射程:視界」の範囲内の任意のキャラクター(複数可)を対象とし、対象に「使用技能:【異界知識】」「命中値:[CL×5]」「威力:[20+CL]」の攻撃を行う。この異界常識の効果は「術式型:攻撃」の「異界術式」として扱う。この異界常識を使用して行った攻撃の終了時に自身のCLを-2する。
解説:自身の世界やそれに類するものから有象無象を呼び出し、攻撃させる。
○大光瀑布
タイミング:自身の行動時
効果:「射程:視界」の範囲内の単体を対象とし、対象に「使用技能:【異界知識】」「命中値:[自身が装備しているアイテムの「照明レベル:X」のXの総計]」「威力:[自身が装備しているアイテムの「照明レベル:X」のXの総計×CL]」の攻撃を行う。この異界常識の効果は「術式型:攻撃」の「異界術式」として扱う。この異界常識を使用して攻撃を行った場合、攻撃の終了時に自身のCLを-2する。
解説:自身から放たれる光を源に、大きな力の本流として相手を押しつぶす。
○大神後光
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が行うあらゆる判定に+[自身が装備しているアイテムの「照明レベル:X」のXの総計]する。さらに、自身が装備しているすべての「種別:防具」のアイテムの装甲値に+[自身が装備しているアイテムの「照明レベル:X」のXの総計]する。
解説:放たれる光をすべて自身の力に変換する。その輝きは不浄なるものを弾き飛ばす。
○重力の底
タイミング:自身の行動時
効果:「射程:50m」の範囲内の自身を除く全てのキャラクターを対象とし、対象に「使用技能:【異界知識】」「命中値:[自身が装備している「照明レベル:-X」のXの総計×3]」「威力:[自身が装備している[照明レベル:-X]のXの総計×2×CL]」の攻撃を行う。この異界常識の効果は「術式型:攻撃」の「異界術式」として扱う。この異界常識を使用して攻撃を行った場合、攻撃の終了時に自身のCLを-2する。
解説:自身の周囲の闇を引力に変え、凄まじい重力ですべてをひき潰す。
○夜闇の王
タイミング:常時
効果:この常識が発動している間、自身が行うあらゆる判定に+[自身が装備しているアイテムの「照明レベル:-X」のXの総計]する。さらに、自身が装備している「種別:防具」のアイテムのうち一つを選択し、装甲値に+[自身が装備しているアイテムの「照明レベル:-X」のXの総計×3]」する。
解説:沈み込む闇をすべて自身の力に変換する。その漆黒は神聖なものすらも飲み込む。
○地鎮の波
タイミング:自身の行動時
効果:「射程:CL×20m」の半径15m以内に存在する全てのキャラクターを対象として効果を発動できる。対象と【異界知識】での対決を行う。対決に勝利した場合、対象のCLを-3する。自身の行動の終了後、自身のCLを-2する。
解説:大地を宥めるように、すべてを鎮める波を発生させる。
○傲慢の檻
タイミング:自身の行動時
効果:「射程:CL×20m」の半径15m以内に存在する全てのキャラクターを対象として効果を発動できる。対象と【異界知識】での対決を行う。対決に勝利した場合、対象のDC値を-3する。自身の行動の終了後、自身のCLを-2する。
解説:すべてを閉じ込め、力を抑え込む檻を作り出す。
○生命の息吹
タイミング:自身の行動時
効果:自身を中心に半径20m以内の任意のキャラクターを対象として効果を発動できる。【異界知識】で判定を行い、対象の生命点を[判定の達成値+5]点回復する。この効果の適用後、自身のCLを-2する。
解説:あふれ出る生命力を周囲の仲間とともに分かち合う。
○心奪う楽団
タイミング:自身の行動時
効果:シーンに登場している全てのキャラクターを対象として効果を発動できる。自身の【楽器演奏】と対象と【異界知識】で対決を行う。このとき、「種別:楽器」のアイテムを装備している場合、判定の達成値に「種別:楽器」のアイテムの「威力」を足すことができる。対決に勝利した場合、対象が次に行う行動を放棄させる。自身の行動の終了後、自身のCLを-3する。
解説:環境や価値観に関係なくすべてを魅了する、感動の大演奏を行う。
○心奪う演舞
タイミング:自身の行動時
効果:シーンに登場している全てのキャラクターを対象として効果を発動できる。自身の【演技舞踏】と対象と【異界知識】で対決を行う。対決に勝利した場合、対象は次に行う行動で攻撃を行うことができない。自身の行動の終了後、自身のCLを-1する。
解説:環境や価値観に関係なくすべてを魅了する、感動の大演舞を行う。
◎異端世界常識
この異界常識は、《異端世界》を取得しなければ選択することが出来ない。
◎異端世界常識CL1
○泡沫の現想
タイミング:常時
効果:自身の【見切回避】の達成値を+5する。また、この異界常識の所持者が「異世界展開」を行った時、全てのキャラクターが了承した場合に限り、即座にシーンを終了させることが出来る。
解説:すべてはゆめのように あらわれてはきえていく はかないものなのだ 。
○四畳半の神話
タイミング:常時
効果:自身の攻撃の射程は「視界」になる。また、この異界常識の所持者が「異世界展開」を行っている間、シーンに登場している全てのキャラクターは「半径3m以内」に存在するものとして扱われる。
解説:この世界は非常に狭い。人一人が寝泊まりするのが精いっぱいだ。
○特異職種神授説
タイミング:常時
効果:この異界常識の取得時にひとつのジョブを選択する。選択したジョブのキャラクターはあらゆる判定の達成値が常に+2される。また、この異界常識の所持者が「異世界展開」を行っている間、選択したジョブのキャラクターは基種が「英雄」として扱われ、選択したジョブではない基種が「英雄」のキャラクターは「英雄」として扱われず、また《英雄》を使用することが出来なくなる。
解説:他の世界から見れば当たり前のような職業かもしれない。だがしかし、この世界においてその職種は神様から賜ったものであり、神様の特別な加護を授かっている。
○無有矛盾存在
タイミング:ダイスチェックタイミング
効果:自身は即座にDC値が0になり、行動済みになる。自身はダイスチェックタイミングの終了時まであらゆる攻撃、効果の対象にならない。また、この異界常識の所持者が「異世界展開」を行っている間、この効果でDC値は0にならず、行動済みにならない。
解説:無いのに有る、もしくは有るのに無い。そんな矛盾を肯定する。
◎異端世界常識CL3
○まどろみの奥底
タイミング:常時
効果:この異界常識の取得時に『戦闘不能』を除く任意の「状態異常」を選択する。選択した「状態異常」の効果を次の文に変更する。
「この状態異常受けている間、自身の行うあらゆる判定の達成値を+5する。」
また、この異界常識の所持者が「異世界展開」を行った時、シーンに登場しているすべてのキャラクターは即座に選択された状態異常が付加される。
解説:ゆめかうつつか まどろみのおくそこで わたしはせかいをあやつる 。
○誤殺世界
タイミング:後述
効果:自身が何らかの攻撃の対象になった場合、その攻撃の対象を自身に一番近いキャラクター1人に変更する。変更の後、自身のCLを1にする。また、この異界常識の所持者が「異世界展開」を行っている間、全てのキャラクターは、自身が受ける予定のあらゆる生命点の減少は、自身の左隣のプレイヤー(GM含む)が操作しているキャラクターが受けるようになる。
解説:自身の表面はある種の結界のように自身の肉体とは断絶されており、最も近い他者の内部に接続されている。
○神より授かりしモノ
タイミング:常時
効果:自身が所持している「種別:雑貨」のアイテムの威力を+10し、さらに防御値を+5する。また、自身が所持している「種別:武器」のアイテムの威力は0になり、さらに防御値は-10される。
解説:それは神がわれらに授けたものだ。神から授けられたものが、ほかの武具に劣るはずがない。
○界喰存在
タイミング:ダイスチェックタイミング
効果:次のクリンナップタイミングまでの間、「タイミング:常時」以外の異界常識の効果が適用される度に、自身が次に行う威力判定の達成値に+3する。この効果は累積する。
解説:世界を食らう存在。界喰存在。彼らは異世界を感じれば感じるほど凶暴性を増す。
◎異端世界常識CL5
○願望成就の祈り
タイミング:自身の行動時
効果:願いを叶えることが出来る。GMはこの願いの内容次第ではこの効果の使用を却下しても良い。この効果を発動させた場合、自身のCLはシーンの終了時まで1になる。また、この異界常識の所持者が「異世界展開」を行った場合、この効果を発動させた後にシーンに登場しているすべてのキャラクターのCLはシーンの終了時まで1になる。また、「異世界展開」時に他のプレイヤーキャラクターがこの効果を使用してもこの異界常識の所持者はその効果の使用を却下できる。
解説:いとも簡単に万物を作ってしまう世界がそこにはあった。技術によらない錬金術、元素すらも作れてしまう製造機、無を有にするもの。 万能の願望器が、そこにはある。
○存在消去法
タイミング:自身の行動時
効果:シーンに登場しているキャラクター1人を選択する。対象をシーンが終了するまでセッションに登場していないものとして扱う。この効果の使用後、自身のCLを1にする。また、この異界常識の所持者が「異世界展開」を行っている間、この異界常識のCLは10になり、この効果の対象になったキャラクターは即座に死亡し、このセッションに登場していないものとして扱う。
解説:それは、人一人を物理的にも、精神的にも、人々の記憶からも消し去ってしまう一つの法則だった。それを応用すれば、人はおろか、物も、言葉も、想いも、すべて消してしまうことができた。
○終末の夢
タイミング:ダイスチェックタイミング
効果:自身はCLを1にし即座に行動済みとなる。この効果が発動したターンのクリンナップタイミングまでに自身が『戦闘不能』にならなかった場合、自身はセッションの舞台となる世界から脱出し、世界を崩壊させる。他のPCはこの効果が発動したターンの間、自身の行動を消費して自身のCLを任意の値まで減少させることが出来る(最低1まで)。減少させたCLの値が10になった場合、この効果を解除することが出来る。また、この異界常識の所持者が「異世界展開」を行っている間、この異界常識のCLは10になり、この効果が発動した瞬間に任意のキャラクターをセッションの舞台となる世界から脱出させ、世界を崩壊させることが出来る。
解説:さあ、舞台の幕は下りた。あとはお片付け。まるで夢から覚めるように、無慈悲に、無責任に、無意識に、この世界を終わらせよう。