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9、バナ子救出

「人間にしてはよくやったほうだぜ」

 妖怪は呆然とする私に勝ち誇った笑みを浮かべ言う。

「じゃあ、そろそろ終わりにするとするか」

 そう言うと妖怪は私にゆっくりと近づいてきて、腕を大きく振り上げる。

 私は【黒光りバナナソード】の剥き出しになったバナナを一口食べた。

 食べた瞬間、体の全細胞が活性化し、筋肉がボコボコと音を立てて肥大する。

「「バナナの極み」」

 極限まで高められた私の手が妖怪の腹を鋭く貫いた。

「な、なんだと。何をした」

 妖怪が口から血を滴らせながら言う。

「オリハルコンを割って油断したようだな。【黒光りバナナソード】の真の力はオリハルコンではない。中身のバナナの方にあったのだ。このバナナは食べると数秒間だけ、人間に秘められた潜在能力を最大限まで引き出すことが出来るバナナなのだ」

「そ、そんな……、そんなバナナ……」

 妖怪は一言だけ言い地面に崩れ落ちた。

 私は大歓声の中、バナ子を木箱から出した。

「ありがとう、バナ王」

 バナ子は甘い瞳を浮かべ言った。

「すごい闘いだったわね。競技場のバナナの武器も全部使っちゃったし……」

「いや、まだ1つ残っているよ」

「えっ、どこに?」

 私は視線を下に落とした。

「俺のバナナ『下ネタじゃねーか!!』」

 バナ子のドロップキックが見事な角度で私に決まった。


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