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2、バナ子と街へ向かう

 結婚式まで後5日。

 結婚の為の準備で国王の私はバナ子と買い物に出かけた。

 王国から街へは曲がりくねった平凡な田舎道をひたすらと行った所にある。

 バナナ自転車や、バナナ車、バナナ飛行機に乗ればあっという間につくだろうが、私はあえてバナ子と歩いて行くことにした。

 最近色々と忙しかったので、バナ子とのデートやバナナ王国の外を歩くのも久しぶりだった。

 私はバナ子の手を握りながら、田舎の景色をじっくり眺め、ゆっくり歩いて街へ向かった。

 田舎の道を歩いていると、ちらほらと家が見えてきた。

 ほとんどの家は巨大な黄色いバナナの1房をひっくり返した様な屋根をしていた。

 皆、家の周りにはバナナの木を植えており、バナナに対する愛情を伺わせた。

「こんなにも、皆バナナを愛しているなんて。この国はこれからも安泰だな」

 私がいうと「ええ、そうね」とバナ子が相槌を打った。

 まだ、朝の8時。

「今日は王国での忙しい日々を忘れ、楽しむぞ」

 私はそう言い、意気揚々と空を見上げた。

 バナナの形をした雲が静かに流れていた。


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